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ケシャがプロデューサーにして恩師であるドクター・ルークと裁判で争っている件について、ケシャに多くの支援が寄せられていることを受けて、ドクター・ルークが新たな声明を発表している。

以前より報道されている通り、歌手のケシャはドクター・ルークによって10年前にドラッグを打たれ、レイプされたと訴えていたが、2月19日にニューヨーク最高裁判所によってプロデューサーとのレコード契約解除については否決されている。

この判決を受けて、ロードやレディー・ガガ、グライムス、リリー・アレン、アリアナ・グランデといったミュージシャンが、彼女への支援を申し出ている。テイラー・スウィフトは、ケシャの裁判を支援するために25万ドル(約2800万円)を寄付している。

本名をルーカス・ゴットワルドというドクター・ルークは、弁護士であるクリスティーン・レペラを通じて声明を発表している。米『ローリング・ストーン』誌が伝えたところによると、ルーカス・ゴットワルドはレイプの訴えを「完全なウソ」であると主張しており、ケシャはレコード契約を「自由に」解除できるとしている。

声明には次のように書かれている。「ニューヨーク最高裁判所は金曜日に、もし本人が望まないのであれば、ケシャがプロデューサーのドクター・ルークなしで、“自由に”音楽のレコーディングやリリースをすることができると明らかにしています。彼女が“自由”でないといういかなる主張も、根拠があるものではありません」

「ドクター・ルークが繰り返し述べていますように、彼に対する訴えは、契約交渉と金銭面で優位に立つための完全なウソです。ケシャと彼女の弁護団は、自分たちの主張を裏付けることもできず、傲慢にもツイッター上で、ドクター・ルークの評判を落とし、経済的利益を得るために悪意を持って汚名を着せるキャンペーンを展開し、彼と彼の家族を苦境に立たせています」

そして、次のように続けている。「さらに言えば、ケシャが伝えられているような虐待やレイプについては、いかなる法的機関に対しても、ソニー・ミュージックにさえも、そしていかなる宣誓の下でも、訴えたことはありません。弁護団がついているにもかかわらず、一度もそんなことはなかったのです。ケシャの弁護団の目的は、裁判所では決して主張しようとしない恥知らずで非道なキャンペーンを通して、より有利な契約を結ぶことです」

2014年10月、ケシャは長年のプロデューサーであるドクター・ルークに対して「精神的操縦と、感情的な悪態と、精査的虐待」で訴訟を起こしており、彼とのレコード契約から逃れようとしていた。

ケシャは以前に、自身のブランド価値について「もう後戻りできないところまで」落ちたとする仮処分の書類や、裁判の遅延を受けて自身のキャリアは「事実上終わった」と語っている。

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