テイラー・スウィフトは、親友のエド・シーランの25歳の誕生日に心温まる素敵なメッセージを残している。
テイラー・スウィフトは、一緒にツアーも行ってきたエド・シーランのクリエイティヴィティを賞賛しながら、グラミー賞の最優秀楽曲賞を受賞した“Thinking Out Loud”を初めて聞かせてもらった時のことを思い返している。
「私の人生でのハイライトを振り返ってみると、2年前のロンドンでのことは、絶対忘れないわ。O2アリーナでのライヴのためにロンドンを訪れていたんだけど、休みの日に買い物に出かけたの。バレエ・シューズを購入しようとしていて、エド・シーランと、とある小さなお店で会う約束をしていたの。彼は店に入ってきてすぐこう言ったわ。『この新曲、今すぐ聴いてよ。僕が書いた作品の中でも最高の出来だと思うんだ』ってね。それから、携帯を取り出してヘッドフォンを手渡してきたの。私はお店の長椅子に座って、初めて“Thinking Out Loud”を聴いたわ。小さな子供が私たちの隣でチュチュとレオタードを選んでた。この曲が世界中の結婚式で一番多く流されるダンス・ソングになるなんて夢にも思わなかった。エドの最大のヒット曲になって、そして2016年のグラミー賞の最優秀楽賞に輝くなんて。私とエドは、年間を通して『レッド・ツアー』を行い、ほぼ毎日顔を合わせてた。だから、彼が突然私の衣装部屋に入ってきて、新しい曲を私に演奏してくれるなんてこともしょっちゅうあったの。度々ありすぎて、それが当たり前のようになっていた。エドが作った曲を最初に私に聴かせたいと思ってくれることが、私にとってどれだけ意味のあることなのか、彼は考えたこともないでしょうね。そして、彼の芸術への深い探究心や情熱に、どれだけ私が影響を受けているかなんて夢にも思っていないかも。だけど、今日は彼の25歳の誕生日よ。だから、今日は言うわ。あなたは今の名誉に値するし、これから成し遂げるすべてのことも賞賛に値する。そしてもちろん、素晴らしいエイミー・ワッジにも2部門を受賞しおめでとうと言いたいわ」
テイラー・スウィフトは、月曜日に行われたグラミー賞の会場にてエド・シーランの名前が呼ばれると大きくジャンプして喜び、彼は世界中の大きな賞に値すると述べている。
テイラー・スウィフトは、第58回グラミー賞授賞式で「年間最優秀アルバム」受賞の際も感動的なスピーチを行っている。
スピーチでテイラー・スウィフトは共同プロデューサーのマックス・マーティンに感謝し、その「過去25年間」の業績を考えれば、彼はこの受賞の舞台に立つべきだと述べている。今回のノミネート以前にも、2000年からマックス・マーティンはバックストリート・ボーイズの『ミレニアム』、ケイティ・ペリーの『ティーンエイジ・ドリーム』、テイラー・スウィフトの『レッド』の3枚のアルバムで「年間最優秀アルバム」にノミネートされている。今回のグラミー賞では、マックス・マーティンはザ・ウィークエンドの『ビューティ・ビハインド・ザ・マッドネス』でも「年間最優秀アルバム」にノミネートされている。
2010年の授賞式でも『フィアレス』で同賞を受賞しているテイラー・スウィフトは、自分が「年間最優秀アルバム賞を2回受賞した初の女性アーティスト」であることに言及し、彼女はこの事実を成功しようとして、他人に妨害される若い女性たちへのメッセージに転じている。同時にカニエ・ウェストの『ライフ・オブ・パブロ』からのシングル“Famous”の一節「俺があのピッチを有名にした」への反撃ともとれる発言をしている。
テイラーは次のように語っている。「年間最優秀アルバム賞を2度獲得した史上初の女性ソロ・アーティストとして、世界中の女性に伝えたいことがあります。あなたの成功を抑えつけようとしたり、あなたの達成したことや名声を横取りしようとする人々が立ちはだかることがあるかもしれませんが、そのような人々に道を外されないようあなたが自身の仕事に集中していれば、いつか振り返えれば、そこまでたどり着けたのは自分自身の力であり、あなたの愛する人の支えがあってからこそ、ということが分かるはずです。そして、それはこの世で最高の気分です。この瞬間を心から感謝します」
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