グリーン・デイは『ドゥーキー』の30周年を記念して、同作の楽曲を様々な形式で演奏した「ディマスター」ヴァージョンを抽選で販売することを発表している。
グリーン・デイは2つの大ヒット作『ドゥーキー』と『アメリカン・イディオット』が今年でそれぞれ30周年と20周年という節目を迎えることとなっている。
現在行われているツアーでは『ドゥーキー』と『アメリカン・イディオット』の楽曲を全編演奏しており、『ドゥーキー』は昨年9月にアナログ6枚組、CD4枚組のボックスセットが30周年を記念してリリースされている。
『アメリカン・イディオット』も今月8LP+Blu-rayないしは4CD+Blu-rayという構成でボックスセットがリリースされるが、今回、グリーン・デイは『ドゥーキー』の30周年を記念して新たなリリースがあることを発表している。
新しいリリースは『ドゥーキー』の「ディマスター」ヴァージョンというもので、ロサンゼルスのアート・スタジオ「ブレイン」とのコラボレーションによるものとなっている。
これは『ドゥーキー』の収録曲をゲームボーイのカートリッジ、インターフォン、フロッピーディスクなど、様々な形式で演奏・収録したものとなっている。
Dookie Demastered: 15 tracks. 15 formats. The way it was never meant to be heard. 30 years later. Now available at https://t.co/MD6KjVSIus pic.twitter.com/1YlPUMyFSY
— Green Day (@GreenDay) October 9, 2024
「アルバムは30周年という大きな節目を迎え、一般的なリマスターによる一般的なリイシューも行われました。しかし、『ドゥーキー』というのは一般的なアルバムではありません」と特設サイトには記されている。「この『ドゥーキー』のヴァージョンは、エッジを滑らかにしたりダイナミック・レンジを調整したりする代わりに、ワックス・シリンダーから留守番電話、歯ブラシに至るまで、妥協のない低音質フォーマットにフィットするよう、綿密に加工されました。音質だけでなく、利便性、時には歌詞全体までを犠牲にした、比類のないリスニング体験となっています」
「その結果、『ドゥーキー』の「ディマスター」ヴァージョンはパンク・ロックとして炸裂したアルバムを時代遅れの利便性のない15のフォーマットでもう一度炸裂させた、聴けるはずのなかったヴァージョンになっています」
『ドゥーキー』の「ディマスター」ヴァージョンの音源はすべて特設サイトで聴くことができ、物品を購入するには抽選に申し込む必要がある。抽選の申し込みは日本時間10月11日23時で締め切られる予定となっている。
https://www.dookiedemastered.com/
『ドゥーキー』の「ディマスター」ヴァージョンのフォーマットは以下の通り。
1. ‘Burnout’ – Player Piano Roll
2. ‘Having A Blast’ – Floppy Disk
3. ‘Chump’ – Teddy Ruxpin
4. ‘Longview’ – Doorbell
5. ‘Welcome To Paradise’ – Game Boy Cartridge
6. ‘Pulling Teeth’ – Toothbrush
7. ‘Basket Case’ – Big Mouth Billy Bass
8. ‘She’ – HitClip
9. ‘Sassafras Roots’ – 8-track
10. ‘When I Come Around’ – Wax Cylinder
11. ‘Coming Clean’ – X-Ray Record
12. ‘Emenius Sleepus’ – Answering Machine
13. ‘In The End’ – MiniDisc
14. ‘F.O.D.’ – Fisher Price Record
15. ‘All By Myself’ – Music Box
グリーン・デイは2025年2月に15年ぶりとなる単独来日公演が行われることが決定している。
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