コールドプレイのクリス・マーティンとマギー・ロジャースはテロ未遂事件でテイラー・スウィフトの公演が中止になったウィーンでのライヴで、テイラー・スウィフトの“Love Story”をカヴァーしている。
ウィーンで予定されていたテイラー・スウィフトの3公演はテロを計画していた2人の容疑者が逮捕された件に関連して中止されている。
「こんなことはしたことがないけど、今日はやらなければならないね」とクリス・マーティンは語っている。「もちろん、ウィーンがひどいニュースで世界中で報じられることになったことを言っているわけじゃないんだ。ただ、自分たちに届いたのは、テイラー・スウィフトのファンの素晴らしさや一体感、やさしさだったんだよ」
「僕らのバンドがスウィフティーズのことを気にしてないなんて思わせたくないんだ」とクリス・マーティンは語った後、次のように冗談を飛ばしている。「もしよくなかったら、どうかYouTubeには上げないでくれ。テイラー・スウィフトとトラブルになりたくはないからね。一緒に歌ってくれたら、素晴らしいものになる。素晴らしい曲だからね」
クリス・マーティンは2人のファンをステージに上げた後、オープニング・アクトを務めたマギー・ロジャースと共に“Love Story”をデュエットしている。
観客が撮影した映像はこちらから。
テイラー・スウィフトは当局によって阻止されたテロ未遂事件によってウィーン公演が中止されたことについてインスタグラムで「ひどく衝撃を受けている」とコメントしている。「ロンドンでステージを歩いている時、感情はジェットコースターのようでした。ウィーン公演が中止になったことにはひどく衝撃を受けていました。中止された理由のおかげで私は新たな恐怖の感覚と途轍もない罪悪感で満たされることになりました。多くの人がこれらの公演を訪れる予定だったからです。でも、当局には感謝しています。彼らのおかげで、人命ではなく、コンサートを惜しむことになったからです」
「団結したファンの愛と一体感に心を打たれました。私はロンドン公演を観に来る50万人近くの人を守るためにすべてのエネルギーを向けることに決めました。私と私のチームはスタジアムのスタッフや英国当局と手を取り合って、その目標を達成するために毎日取り組みました。彼らがしてくれたすべてのことに感謝したいと思います。はっきりさせておくと、ライヴに来てくれるファンに危害を加えようとする人たちを刺激するかもしれないと思うので、公の場で何かを話すつもりはありません」
先日、コールドプレイは来たるニュー・アルバム『ムーン・ミュージック』のトラックリストを発表している。アルバムからはニュー・シングルとして“We Pray”が8月23日にリリースされることが決定しており、楽曲の一部音源も公開されている。
“We Pray”にはリトル・シムズとバーナ・ボーイに加え、パレスチナ/チリ人シンガーのエリアナとアルゼンチン人シンガーのティニが参加している。“We Pray”はリトル・シムズとエリアナと共に今年6月のグラストンベリー・フェスティバルでライヴ初披露されている。
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