クイーンのギタリストであるブライアン・メイはフレディ・マーキュリーの最後の日々について「泣いたのを見たことがない」と振り返っている。
ブライアン・メイは「AXS TV」のインタヴューでバンドの栄光についてとフレディ・マーキュリーの死後にバンドを終わらせるのは必然だったと語っている。
「僕らはいつも誰かがいなくなったら終わりだと言っていたんだ。ロジャー・テイラーも私も悲しさが最大限に達して、もう終わりだと止めることになった。長い間、話したくもなかったんだよ」とブライアン・メイは語っている。
ブライアン・メイはフレディ・マーキュリーの最後の日々についても語っている。「私たちは最後のアルバム『メイド・イン・ヘヴン』をフレディが残してくれた曲で作った。本当に素敵なものを残してくれていたから、率先してやりたいと思ったんだ」
「フレディは感情的になることはなかったよ」とブライアン・メイは語っている。「彼が泣いたり、自己憐憫に陥ったりするのを見たことがない。そんなことはせずに『とにかくやってみよう。続けてみよう』という感じだった。フレディは常にインスピレーションに満ちていて、彼が生きていたら、いつもやっていたことをやっていたと思うよ」
ブライアン・メイはアダム・ランバートのバンド内での役割について語り、常に物事に新鮮な視点を提供し、自分たちが試すべきことについて声を上げることを恐れないと語っている。「曲というのは化石ではなく、生きていて、アダム・ランバートと共に進化できているのは素晴らしいことだよ。彼には圧倒されることもあるね」
クイーンについてはソニー・ミュージックがカタログの権利や肖像権を12億7000万ドル(約2000億円)で買収したと報じられている。
この金額は音楽カタログ関連の買収金額としては最高となるもので、ソニー・ミュージックはマイケル・ジャクソンの音楽出版権と原盤権の50%を6億ドル(約950億円)で買収している。ソニー・ミュージックは他にも近年ブルース・スプリングスティーン、ポール・サイモン、テーム・インパラのカタログの権利を買収している。
『ヴァラエティ』誌はクイーンに関する契約は複雑で、1990年代初頭の契約で北米での原盤権はディズニーが所有しており、これらの権利の一部はディズニーに永続的に残るが、メンバーの印税はソニーに渡ると報じている。ユニバーサル・ミュージックによるディストリビューション契約も現在の契約が終わり次第、ソニーに移ることとなる。
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