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トップ・ドーグ・エンタテインメントの創業者でCEOのアンソニー・ティフィスはソーシャル・メディアでケンドリック・ラマーとドレイクの「対立は終わった」と述べている。

アンソニー・ティフィスはトップ・ドーグ・エンタテインメントの20周年を記念したコンピレーション・アルバムについて告知する中でケンドリック・ラマーとドレイクの対立にも言及している。

「対立は終わった。音源でやりとりがあったけれど、カルチャーのための勝利だ」とアンソニー・ティフィスはツイートしている。「特に媒体は別のものにしようとしていたけれど、我々は彼らが間違っていることを証明した。それ自体が勝利だ。話は変わるけれど、トップ・ドーグ・エンタテインメントの20周年コンピレーションをまとめる時が来た」

ジェイ・ロックは昨年12月の時点でトップ・ドーグ・エンタテインメントの20周年コンピレーションについて予告していた。彼はケンドリック・ラマー、アブ・ソウル、スクールボーイQと共にブラック・ヒッピーのメンバーでもある。

ジェイ・ロックはブラック・ヒッピーの新たなアルバムがリリースされることはあるのかと訊かれて、次のように答えていた。「トップ・ドーグ・エンタテインメントが始まってから20年だからね。だから、コンピレーション・アルバムを出そうとしているんだ。年が明けてからリリースするはずだよ。何曲入るのかは分からないけど、ブラック・ヒッピーの曲がかなり入ることになるよ」

今回の対立はケンドリック・ラマーが3月にリリースしたフューチャーとメトロ・ブーミンとのコラボレーション曲“Like That”に端を発しており、ケンドリック・ラマーは次のようにラップしていた。「Motherfuck the big three, n****, it’s just big me/ N****, bum, What? I’m really like that/And your best work is a light pack(ふざけるな、ビッグ3だって、ビッグなのは俺だけだ/おい、何だ? そういうことなんだよ/お前の最高の作品でも弱いよな)」

それを受けて、ドレイクは“Push Ups”と“Taylor Made Freestyle”を発表したが、AIによって生成されたトゥパックのヴォーカルを使っていたため、遺産管理団体は法的措置の可能性を示唆しており、楽曲はストリーミング・サービスから取り下げられている。ケンドリック・ラマーはそれを受けて5月1日に“Euphoria”をリリースしており、数日後には“6:16 in LA”を公開している。

ドレイクがその数時間後に“Family Matters”をリリースすると、ケンドリック・ラマーは直後に“Meet The Grahams”を公開しており、ケンドリック・ラマーはさらに“Not Like Us”というトラックも公開しており、それを受けてドレイクは“The Heart Part 6”を公開している。

ザ・ルーツのクエストラヴはドレイクとケンドリック・ラマーの対立について自身の見解を述べており、厳しく批判している。「戦争に勝者などいない。これはスキルの問題ではない」

クエストラヴは対立の中でパートナーの名前や子供のことが持ち込まれていることに言及している。「これはいかなる手段も辞さない泥仕合の中傷と罵倒になっている。女性も子どもも事実かどうかも関係なくね。血を求めているのと同じ観客が自分は問題に関係ないかのように『安らかに』なんていう投稿をすぐにしたりするんだろう。ヒップホップは本当に死んだ」

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