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トラヴィスはコールドプレイのクリス・マーティンとザ・キラーズのブランドン・フラワーズが参加した新曲“Raze The Bar”が公開されている。

来たるニュー・アルバム『L.A.タイムズ』に収録される“Raze The Bar”はニューヨークのブラック&ホワイト・バーの閉店について取り上げた楽曲となっている。

“Raze The Bar”の音源はこちらから。

グリニッジ・ヴィレッジにあったブラック&ホワイト・バーはザ・ストロークスやグラフィティ・アーティストのリチャード・ハンブルトンなど、有名なバンドやクリエイターが通ったことで知られたが、新型コロナウイルスのパンデミックによって閉店している。

フラン・ヒーリーは『NME』に次のように語っている。「みんな、行っていたんだ。アーヴィング・プラザの近くだったから、いろんなバンドがあそこに行っていた。あのバーは詩のハブとなっていて、アーティストにあたたかった。閉店しなければならなくなって、家主はある夜バーのすべてのものを取り除いて、白く塗って、誰もバーを再び開くことができないようにしてしまった。だから、この曲はバーの最後の夜を想像してみたんだ」

コラボレーションの経緯についてフラン・ヒーリーは次のように続けている。「クリス・マーティンに電話したんだけど、アルバムの曲順が分からないとなっていた時期でね。聴きすぎてしまっていたんだ。曲順はあったけど、新鮮な意見が必要だった。それで、クリス・マーティンに電話して、太平洋沿いの高速をドライヴしながら聴いてもらったんだ」

「彼はいろんなコメントをしてくれて、特にこの曲に目をつけてくれた。『なんてこった。素晴らしいよ』という感じで、家に戻ったら、彼はピアノのところに行って弾き始めたんだ。『君が歌うべきだね』と言ったら、『僕も歌うけど、たくさんの人に歌ってもらうのがいいね』と言われて、それでブランドン・フラワーズに電話したんだ。彼もいいよと言ってくれて、二人とも来て、歌ってくれたんだよ」

「音源としてはすごく聴こえるわけじゃないけど、精神的なものだよね。大勢で大合唱する曲で、本当に素敵な曲なんだ」

トラヴィスの通算10作目となるニュー・アルバム『L.A.タイムズ』は7月12日にリリースされる。2020年10月にリリースされた『10ソングス』以来となるアルバムで、トラヴィスは昨年4月にライヴ・アルバム『ジ・インヴィジブル・バンド・ライヴ』をリリースしている。

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