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ブラーのフロントマンであるデーモン・アルバーンはコーチェラ・フェスティバルの観客について語り、「独自の惑星にいるようなものだ」と述べている。

デーモン・アルバーン、ギタリストのグレアム・コクソン、ベーシストのアレックス・ジェームス、ドラマーのデイヴ・ロウントゥリーから成るブラーは現地時間4月13日にコーチェラ・フェスティバルに出演を果たしている。

『KROQ』のインタヴューで観客からの反応がすさまじいことに驚かされるかと訊かれたデーモン・アルバーンは次のように答えている。「分からないなけど、コーチェラは観客に関して言うと、不思議なんだよ。時々分からなくなる。独自の惑星にいるようなものだからね」

デーモン・アルバーンとアレックス・ジェームスは今年のコーチェラ・フェスティバルに出演することになった経緯についても語っている。「夜10時頃に電話があったんだ」とデーモン・アルバーンが語ると、アレックス・ジェームスは次のように続けている。「大抵はいいことじゃないよね。マネージメントから夜10時に電話がかかってくるなんてね。普通なら、トラブルってことだよね」

「マネージメントに『今年のコーチェラに出たいか。決めるのに5分だけある』と言われたんだ。そういうことで、僕らはもうやらないと言ったけれど、あと1本だけやろうと言ったんだと思う」

また、デーモン・アルバーンはコーチェラ・フェスティバルでのライヴの最中、観客の反応に対してステージ上で不満を露わにしている。

ブラーは“Song 2”や“Popscene”などキャリア全体に及ぶ人気の楽曲をこの日演奏したが、“Girls & Boys”でコール&レスポンスを試みた時にデーモン・アルバーンは苛立ちを見せている。

「もっとうまくやれるんじゃないかな」とデーモン・アルバーンは反応の薄い観客に語り、望んだ反応が得られない観客に次のように続けている。「二度と僕らを観ることはないんだから、歌ってくれてもいいんじゃないかな? 言っていること分かる?」

ブラーはこの日のステージにモハーヴェ砂漠の地元民族のシンガーであるトーレス・マルティネス・カウィラ・バード・シンガーズも迎えている。

ブラーは2023年の再結成を追った新たなドキュメンタリーとコンサート映画が公開される予定であることも明らかになっている。

『スクリーン・デイリー』によれば、イギリスの配給会社であるアルティテュードはヨーロッパ・フィルム・マーケットに2作品を追加したという。2作品は今年UK&アイルランドで公開予定となっている。

1つ目の作品は8年ぶりとなるアルバム『ザ・バラード・オブ・ダーレン』をリリースすることになったブラーの再結成を追った長編ドキュメンタリーで、もう一つの作品は昨年6月に行われたロンドンのウェンブリー・スタジアムでの歴史的公演を収録したもので、タイトルは『ライヴ・アット・ウェンブリー・スタジアム』になるという。

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