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パティ・ボイドはかつての2人の夫、ジョージ・ハリスンとエリック・クラプトンにまつわる品々をオークションに出品して、300万ポンド近い落札額に達したことが明らかになっている。

コレクションにはジョージ・ハリスンとエリック・クラプトンと共に「三角関係」にあった頃の手紙やアートワーク、写真なども含まれていた。

世界的に有名なファッション・モデルとして活躍したパティ・ボイドはジョージ・ハリスンとエリック・クラプトンを虜にしたことで知られ、“Something”や“Layla”、“Wonderful Tonight”といった名曲のインスピレーションを与えたとも言われている。

コレクションには、デレク・アンド・ザ・ドミノスが1970年に発表したアルバム『いとしのレイラ』のアルバム・ジャケットにエリック・クラプトンが選んだ絵画の原画も含まれており、全体の落札額は281万8184ポンド(約5億3500万円)に達している。

『いとしのレイラ』のアルバム・ジャケットの原画は4万〜6万ポンドの落札額が見込まれていたが、『ガーディアン』紙によれば、長い入札合戦の末に197万6000ポンドで落札されたという。

これらのコレクションはオークション・ハウスのクリスティーズのロンドン事務所で一般公開された後、オークションにかけられている。

「私がずっと愛してきたこの特別な品々に対する国際的な入札者の熱量に完全に圧倒されています」とパティ・ボイドは述べている。「これらの品々が新しいチャプターを迎えるにあたり、新たな人たちに楽しんでもらえることが幸せです」

「私の人生は幸運にも今日も喜びと様々な冒険を私にもたらしてくれます。みなさんにも自分の情熱に従って、人生を力強く生きていってもらえればと思います」

他にはジョージ・ハリスンとエリック・クラプトンによる手書きの手紙や葉書、個人的な写真、ギター・ピック、1970年代のドレスなどもオークションには出品されている。

エリック・クラプトンが1971年にジョン・スタインベックの『二十日鼠と人間』のページに書いたラヴレターは1万〜1万5000ポンドの落札額が見込まれていたが、11万9700ポンドで落札されている。

ジョージ・ハリスンによる“Mystical One”の手書きの歌詞は4万7800ポンドで落札されており、1968年にインドで撮影されたザ・ビートルズの写真は5万2920ポンドで落札されている。

パティ・ボイドがジョージ・ハリスンと初めて出会ったのは1964年の映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』の撮影で、最終的にジョージ・ハリスンと1966年に結婚している。

ジョージ・ハリスンはエリック・クラプトンとは友人関係にあり、よくサリー州のジョージ・ハリスンの家に通っていたため、そこでエリック・クラプトンとパティ・ボイドの関係は発展していったと見られている。パティ・ボイドはジョージ・ハリスンと1977年に離婚しており、1979年にエリック・クラプトンと結婚したが、80年代後半にこちらも破局している。

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