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U2はラスベガスのスフィアで最後の公演を行って、会場を訪れたラリー・マレン・ジュニアにボノは曲を捧げている。

U2は現地時間3月2日にラスベガスのヴェネチアン・リゾートにあるスフィアで40公演目となる公演を行ったが、ラリー・マレン・ジュニアは背中の手術の療養中のため今回の連続公演には参加していなかった。

今回の連続公演ではワン・イン・ア・ミリオンやクレジップで活動してきたオランダ人ドラマーのブラム・ファン・デン・バーグが代役を務めている。

「1978年10月以降、ラリー・マレン・ジュニア抜きでライヴをやったことはなかった。ラリー・マレン・ジュニアが参加できなくなった時期を救ってくれた人物をまずは紹介するのがふさわしいだろう」とボノはメンバー紹介の時に語っている。「彼の名前は発音できる人にとっては既に伝説になっている。座りながら空飛ぶオランダ人、ドラムのブラム・ファン・デン・バーグだ」

ボノはラリー・マレン・ジュニアが最終日の公演に参加するのではないかという噂にも言及している。「ラリーが一緒に演奏するという噂は残念ながら事実ではなかった。でも、彼は来てくれているんだ」

観客が「ラリー」という掛け声を始めると、ボノは次のように続けている。「何年も前、マウント・テンプル総合学校の掲示板にメモを貼ってくれたのが彼だった。そうしてくれたこと、今夜来てくれたことに感謝しているよ。彼はものすごいスピードで回復しているんだ。愛しているよ、ラリー・マレン・ジュニア」

ボノはその後に演奏された“Beautiful Day”を紹介している。「毎晩、この試合をやってきて、アンコールをやっているふりをしてきたんだけどね。これはアンコールじゃない。セットリストに書かれている。インターネットというものがあるからね。美しい夜だよ、ラリー。“Beautiful Day”だ」ボノは曲中でも「ラリー・マレン、君は美しい」と歌詞を変えている。

ラリー・マレン・ジュニアは公演後、U2のX/ツイッター・アカウントでメッセージを発表している。「スフィアでのなんて素晴らしい夜なんだ。ボノ、エッジ、アダム、そして、もちろんブラムの素晴らしい仕事に感謝しているよ。個人的にも感動的な夜だった」

最終公演にはダニエル・ラノワが参加したほか、録音されたクラウデッド・ハウスのニール・フィンの音源も使われている。『ヨシュア・トゥリー』と『アクトン・ベイビー』を共同プロデュースしたダニエル・ラノワは“One”の演奏に加わっている。U2は最近の公演で披露してきたクラウデッド・ハウスの“Don’t Dream It’s Over”もカヴァーしており、最終日はニール・フィンが遠隔で参加する形となっている。

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