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ザ・ローリング・ストーンズのキース・リチャーズはルー・リードのトリビュート・アルバムで“I’m Waiting For The Man”をカヴァーしている。

キース・リチャーズによる“I’m Waiting For The Man”のカヴァーは3月2日のルー・リードの誕生日に合わせて公開されている。“I’m Waiting For The Man”はルー・リードの最初期の楽曲で、1967年発表のアルバム『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ』に収録されている。

キース・リチャーズはルー・リードについて次のように語っている。「俺にとってルーは突出した存在だった。本物だったんだ。アメリカの音楽、すべての音楽にとって重要な存在だった。彼と彼の飼っていた犬が惜しまれるね」

“I’m Waiting For The Man”のカヴァーはルー・リードのトリビュート・アルバム『ザ・パワー・オブ・ザ・ハート』から公開された最初の楽曲となっている。アルバムにはエンジェル・オルセン、ジ・アフガン・ウィッグス、ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ、ロザンヌ・キャッシュ、ルシンダ・ウィリアムスらが参加している。

アルバム『ザ・パワー・オブ・ザ・ハート』は4月20日にリリースされる。レコード・ストア・デイに合わせて限定のシルヴァーのアナログ盤も発売されるほか、CDとデジタルでリリースされる。フィジカルにはミック・ロックとティモシー・グリーンフィールド=サンダースが撮影したルー・リードの写真とアルバムのプロデューサーを務めたビル・ベントレーが執筆したライナーノーツが掲載されたブックレットが同梱される。

アルバムはルー・リードの妻だったローリー・アンダーソンとルー・リード・アーカイヴスの協力の下、制作されている。ルー・リード・アーカイヴスは2022年に立ち上げられており、グラミー賞にもノミネートされた『ワーズ&ミュージック、メイ1965』もリリースしている。

『ザ・パワー・オブ・ザ・ハート』のトラックリストは以下の通り。

1. Keith Richards – ‘I’m Waiting for the Man’
2. Maxim Ludwig and Angel Olsen – ‘I Can’t Stand It’
3. Rufus Wainwright – ‘Perfect Day’
4. Joan Jett and the Blackhearts – ‘I’m So Free’
5. Bobby Rush – ‘Sally Can’t Dance’
6. Rickie Lee Jones – ‘Walk on the Wild Side’
7. The Afghan Whigs – ‘I Love You, Suzanne’
8. Mary Gauthier – ‘Coney Island Baby’
9. Lucinda Williams – ‘Legendary Hearts’
10. Automatic – ‘New Sensations’
11. Rosanne Cash – ‘Magician’
12. Brogan Bentley – ‘The Power of the Heart’

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