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スレイヤーは5年ぶりに再結成によるライヴを行うことを発表している。

スレイヤーは2019年に世界規模のフェアウェル・ツアーを行っており、40年近い活動に終止符を打っている。

これまでスレイヤーの再結成については実現する可能性は乏しいと見られていた。ギタリストのケリー・キングは数週間前にソロ・デビュー・アルバム『フロム・ヘル・アイ・ライズ』をリリースすることを発表しており、同作について「スレイヤーの延長線上にある」としていた。

ケリー・キングは米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューで再結成の可能性について「100%ノーと言える」として、スレイヤーの最後のライヴ以降、他のメンバーとは連絡を取っているものの、結成メンバーであるトム・アラヤとは話をしていないとも語っていた。

しかし、驚くことにスレイヤーは今年9月に開催されるケンタッキー州ルイヴィルのラウダー・ザン・ライフ・フェスティバルとシカゴのライオット・フェストという2つのフェスティバルでヘッドライナーを務めることが発表されている。

メンバーは最後のライヴと同じく、ケリー・キングとトム・アラヤ、ギタリストのゲイリー・ホルト、ドラマーのポール・ボスタフというラインナップとなっている。

「ステージでライヴをやって、ファンと強烈なエネルギーを分かち合う90分に匹敵するものはない」とトム・アラヤは声明で述べている。「正直、それを欲していたんだ」

ケリー・キングは次のように続けている。「ライヴをやりたかったかって? もちろんだよ。スレイヤーはファンにとって大きな存在で、ファンは自分たちにとって大きな存在だった。みんなに会ってから、5年になるからね」

先日、ケリー・キングはフェアウェル・ツアーを経て2019年に解散したことを「時期尚早」だったとして不満を持っていることを明らかにしていた。

ケリー・キングは『メタル・ハマー』誌に次のように語っている。「時期尚早だったと言えるのは、自分にとって子どもの頃、ヒーローだった人たちはまだやっているからね。自分はまだまだできるし、まだまだやりたい。でも、自分は生業を奪われてしまったんだ」

また、ケリー・キングは元バンドメイトのドラマーのデイヴ・ロンバードについて「自分にとっては死んだも同然」と語っている。

「オーストラリアに向かって飛行機に乗った時にあいつは延々と僕らに文句を言い始めたんだ。14時間にわたって僕らが反論できないことを知りながらね。そうやって、あいつは俺のことを裏切ったんだ」とケリー・キングは語っている。「あいつをバンドに引き留めてきたのは俺だけだった。トム・アラヤは前から脱退させたがっていた。ジェフ・ハンネマンは蜘蛛に噛まれて、そんなに一緒にやっていなかった。俺だけが『デイヴは必要だ。今、彼を代えたら、ファンは納得しないだろう』と言っていたんだ。なのに、オーストラリアの一件があって、あいつは俺を裏切ったんだよ。『俺だけが引き留めてきたのに』と思ったね。それで『あの野郎、ふざけんな』と思ったよ」

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