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ヴァン・ヘイレンのデイヴィッド・リー・ロスはウォルフガング・ヴァン・ヘイレンに辛辣な言葉を浴びせて、彼のキャリアは父親であるエディ・ヴァン・ヘイレンの賜物でしかないと匂わせている。

1月24日、デイヴィッド・リー・ロスは当初は「This Fuckin’ Kid..」と評されていた「This Crazy Kid..」という動画をYouTubeで公開しており、動画は移り変わるプレス写真にラジオ風のトークが乗せられたものとなっている。トークはデイヴィッド・リー・ロスとイエス・キリストの会話という体裁で進んでいく形となっている。

「人類へのメッセージがあるとうかがったんですが……」とデイヴィッド・リー・ロスが言うと、イエス・キリストはふざけたように答えている。「兄弟、私は自分の才能でこの仕事に就いたということをみんなに知ってもらいたいんだ。そうだろ? 父親が神様だったから、この仕事をやっているわけじゃない」

この寸劇はウォルフガング・ヴァン・ヘイレンへの思いを皮肉った比喩と見られていて、ウォルフガング・ヴァン・ヘイレンの現在のキャリアは才能ではなく、親ガチャの賜物だということを示唆していると見られている。

寸劇の後、デイヴィッド・リー・ロスはマイケル・アンソニーに代わってベースを担当していた時期に起こった2つの出来事をとりとめのない独白と共に振り返っている。最初の出来事はウォルフガング・ヴァン・ヘイレンがグルーピーだと思った女性を警備に追い出させたが、バンドの会計士だったというものだという。

「俺は知らなかったんだけど、あのガキ、間抜けなガキは何匹かのサルを雇って、俺が見ていないステージの横で、俺が公演に招待した2人の素晴らしい女性を追い出したんだ」とデイヴィッド・リー・ロスは語っている。「建物から追い出したんだけど、教訓を教えるけれども、あのガキは知らなかったんだけど、82人のロードクルーの給与を持ってきていたんだ」

二つ目の逸話は2015年にハリウッド・ボウルで行われたヴァン・ヘイレンのコンサートで起きたもので、ウォルフガング・ヴァン・ヘイレンは同じ過ちを犯したという。「“Ice Cream Man”に入ろうとしていたんだけど、あのガキは筋肉のあるサルを雇って、俺のゲストだった女性を見つけ出したんだ。ハリウッド・ボウルの袖にいたんだけど、あいつらは俺のゲストに他のゲストの前を歩かせ、惨めなことに駐車場まで行かせ、建物から追い出したんだ」

「ウォルフガング・ヴァン・ヘイレンは交際相手だと思った女性を追い出したことで教訓を教えてくれた。何かって? 彼女が会計士で、82人の給与を持ってきただけでなく、全員へのボーナスも持ってきていたんだよ。車の横で待っていたらよかったね。ニューヨークのことを覚えてないのか? あれは同じ女性だったんだよ」

デイヴィッド・リー・ロスは元メンバーのサミー・ヘイガーとも口論を続けており、宇宙人に誘拐されたことがあるというサミー・ヘイガーの主張を嘲笑う動画を公開している。

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