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ザ・フーのフロントマンであるロジャー・ダルトリーはザ・フーの今後について語り、「人生の一部が終わる」ことには「満足している」と語っている。

ロジャー・ダルトリーは『ザ・タイムズ』紙でバンドの状況について語り、ピート・タウンゼントと一緒にバンドを終わらせる決断を最終的にはしなければならないと述べている。しかし、現在のところ、ステージに戻ることは急いでいないとしている。

「曲は書いてないんだ。まったくね。腰を据えて、ミーティングをやる必要はあるけど、今は人生の一部が終わろうとしていることに満足しているんだよ」とロジャー・ダルトリーは語っている。

昨年12月、ピート・タウンゼントはザ・フーが次にどこに向かうかについて話をするつもりだと語っていた。ザ・フーは昨年の夏にサンドリンガム・エステートで直近のライヴを行っている。

「ロジャー・ダルトリーと僕でランチに行って、次にどうするかについて話をするタイミングだね。というのも、サンドリンガム・エステートの公演はある時期の終わりだとは思ったけど、何かの終わりという感じではなかったからね」

「何が実現可能か、何が儲かるか、何が楽しいかの問題だと思う」とピート・タウンゼントは続けている。「だから、ロジャー・ダルトリーに連絡をして、話をして、どうするか見てみようと言ってみるよ」

同じインタヴューでロジャー・ダルトリーは今の国民保健サービスの危機について自分たちの世代を批判して、上層部の給与を削減すべきだとも語っている。「僕自身が邪魔なんだ。自分たち老いぼれが若い人たちの邪魔になっているんだ」

ロジャー・ダルトリーは国民保健サービスの上層部の高額な給与を批判して、看護師のサポートや病棟の改善のために給与を減らすよう提案している。

「国民保健サービスの予算の50%以上は病棟に使われていないんだ」とロジャー・ダルトリーは述べ、なぜ上層部に「年間40万ポンド、50万ポンドの公金」が必要なのかと疑問を呈している。

「看護師にもっと給料を払う方法を教えよう。上層部の給与を削減するんだ」とロジャー・ダルトリーは語っている。「それが私の意見だね。批判されるだろうけど、タフでいなければならない。政党は選挙で国民保健サービスを政争の具にしている。私たちを利用しているから、止めさせなきゃならないんだ」

先日、ロジャー・ダルトリーはティーンエイジ・キャンサー・トラスト・コンサートのキュレイターの座を降りることを発表している。

ティーンエイジ・キャンサー・トラスト・コンサートは2000年からロイヤル・アルバート・ホールで開催されてきた。新型コロナウイルスのパンデミックのために2020年と2021年は休催されている。開始以来、チケット収入で3200万ポンド(約58億円)以上の資金を小児ガン治療に寄付されている。

今年のティーンエイジ・キャンサー・トラスト・コンサートは3月18日から24日まで開催され、ザ・フーは3月18日と20日に出演する。ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズは3月21日に出演して、サポート・アクトはブロッサムズが務める。ケミカル・ブラザーズとヤング・ファーザーズは3月22日・23日に出演する。

今年のティーンエイジ・キャンサー・トラスト・コンサートは「オヴェイション」と題した大御所アーティストが出演する公演で締めくくられ、レッド・ツェッペリンのロバート・プラント、ポール・ウェラー、パール・ジャムのエディ・ヴェダー、ステレオフォニックスのケリー・ジョンズ、ピート・タウンゼントらが3月24日に出演する。

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