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ブラーのデーモン・アルバーンはザ・ローリング・ストーンズによるハックニーへの言及が「意味がない」として、ミュージック・ビデオに出演したシドニー・スウィーニーについて「利用されている」と語っている。

デーモン・アルバーンはフランスの『レ・ザンロキュプティーブル』誌のインタヴューでザ・ローリング・ストーンズの最新作『ハックニー・ダイアモンズ』の見解を訊かれている。

「あれにはイラッとしたよね」と彼は語っている。「というのも、家族がハックニーに住んでいて、ハックニー・エンパイアで彼らは記者会見を開いたわけだけど、あれは腹立たしく思っている。彼らはハックニーでライヴをやったこともないし、何か貢献したこともない。ただ、姿を現しただけだ。意味がないよね」

デーモン・アルバーンは『ユーフォリア』への出演で知られるシドニー・スウィーニーが“Angry”のミュージック・ビデオに出演したことにも苛立ちを露わにしている。

「あの新曲を聴いて、人生のいろんな時期が屋外広告に登場する、ひどいミュージック・ビデオも観たよ。若い女性が利用されているんだ。あれは一体なんだろうね。まったく共感できなかったよ」

デーモン・アルバーンは「80歳になって、過去の栄光を利用して屋外広告に登場するか」と訊かれて、次のように答えている。「可能性はないね」

「理由を言うと、僕はいろんなことをやっている。でも、ザ・ローリング・ストーンズは彼ら以外の何者でもないよね」とデーモン・アルバーンは説明している。「崇高なものを求めて、人生を一つのことに捧げるという考え方は好きだよ。でも、事実として彼らはよくなくなっていると思う。自分たちであり続けることへの執着でよくなくなっている。それが理解できないよね。まったく同じ音楽を作っているけど、前ほどよくはない。そういうことをやっていると楽しくないと思うけどね」

同じインタヴューでデーモン・アルバーンは追って発表があるまでブラーの活動を休止するとして「自分としてはもういい」と語っている。「やるべきことだったし、こうした曲をもう一度演奏して、連中と一緒の時間を過ごし、アルバムを作れたことなんかはものすごく光栄だったよ」

「もうやらないと言っているわけじゃない。素晴らしい成功だったよ。でも、過去にしがみつきたくはないんだ」

今後の活動についてデーモン・アルバーンは「来年パリで上演されるオペラ」に取り組んでいて、インドにいるジェイミー・ヒューレットと共に「新しいゴリラズのアルバムに取り組み始めることになる」と語っている。

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