Photo: Reuben Bastienne Lewis

ブラーのフロントマンであるデーモン・アルバーンは新作のレコーディングがどのような経緯で進んだのかについて語っている。

ブラーは約8年ぶりとなるニュー・アルバム『ザ・バラード・オブ・ダーレン』を7月21日にリリースすることが決定している。新作はジェイムス・フォードのプロデュースで、ロンドンのスタジオ13とデヴォンでレコーディングされている。アルバムの制作についてメンバーは自分たちの関係を見直すことになったと語っている。

今回、アップル・ミュージックのゼイン・ロウのインタヴューに答えたデーモン・アルバーンはアルバムのレコーディングがどのような形で始まったのかについて語っている。

「デモが仕上がった時、いいものができた感じがあったんだ。だから、今年1月にみんなをスタジオに呼んで、座らせてから『これが僕の作ったものだ。使いたいと思うものを選んでくれ。それを進めていこう』と言ったんだ。でも、当初は始める時はグレアム以外のメンバーはスタジオにいてほしくないと思った。でも、2人が初日に『いや、問題ないなら、僕らもいさせてもらいたいんだけど』と言ってね。それで、そうすることになったんだけど、これが良かったんだ。最高のことね」

「一度にスタジオで多くの人を相手にすることで頭がはたらくようになったと思う。というのも、多くの場合、僕は一人でやっているからね。みんなで一緒にやった時の利点は、幸せなことだというのを受け入れざるを得ないことだね。現実を見なければいけないわけでさ。子どもの頃から彼らとは一緒にやってきたからね。ティーンエイジャーからあと5つで60歳になるまで、バカげた旅路を共にしてきたわけで、おかしなことだと思うと同時に素晴らしいことだからね。それが良かったんだよね」

ブラーはアルバムから公開された2曲目の楽曲である“St. Charles Square”をミュージック・ビデオと共に公開している。

ブラーは7月8日・9日にウェンブリー・スタジアムでライヴを行うことが決定しており、サマーソニック2023ではヘッドライナーを務める予定となっている。

ドラマーのデイヴ・ロウントゥリーはウェンブリー・スタジアムで行う久々のライヴについて「死ぬまでにやりたかった」夢だったと語っている。「僕らはできることはほぼすべてやってきたバンドだ。象徴的な場所、象徴的な会場、そういうのはすごく興奮するんだよね」

「顔には出さなくても、ひそかに死ぬまでにやりたいと思っていた会場の一つだよね。僕らがこうしたスタジアムを埋められるバンドであることを心から願っている。4人と犬が1匹なんて嫌だからね」

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