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ザ・ビートルズは解散に合意する契約書がオークションにかけられることが明らかになっている。

この解散合意書は1974年12月29日に署名されたもので、ザ・ビートルズは1970年に事実上解散していたが、正式に4人のメンバーが署名したのはこの時となっている。

解散合意書は「ガッタ・ハヴ・ロックンロール」に出品されており、入札は日本時間7月1日午前10時まで受け付けられている。落札額は30万ドル(約4300万円)から50万ドル(約7150万円)と見込まれている。

先日、ポール・マッカートニーは今年リリースを見込んでいるザ・ビートルズの「最後」の楽曲を人工知能のおかげで完成することができたと語っている。

ポール・マッカートニーはBBCラジオ4の『トゥデイ・プログラム』の新しいインタヴューで人工知能のおかげで昔のデモ音源からジョン・レノンのヴォーカルを「取り出す」ことができたとして、それで曲を完成することができたと語っている。

ポール・マッカートニーが完成させようとしている曲がどの曲であるのかは明確に言及されなかったものの、該当の楽曲はジョン・レノンが1978年に取り組んでいた“Now And Then”ではないかと見られている。

BBCの報道によれば、ポール・マッカートニーはこの曲のデモ音源を1994年にオノ・ヨーコから渡されたとのことで、1980年にジョン・レノンが亡くなる少し前に制作されたカセットテープには「フォー・ポール」というタイトルが付けられていたという。

残されたメンバーはキャリアを網羅した1995年の『アンソロジー』でこの曲をリリースすることを考えたが、このアイディアはなくなっている。

ジェフ・リンがプロデューサーを務めた『アンソロジー』には代わりに、このカセットテープから“Free As A Bird”と“Real Love”が収録されている。これら2曲は当時、ザ・ビートルズによる四半世紀ぶりの新曲と謳われていた。

“Now And Then”が収録されなかった理由については大規模な作業が必要だったとのことで、ジェフ・リンは次のように振り返っている。「この曲にはコーラスがあったんだけど、ヴァースがない状態だったんだ。バッキング・トラックをやってみたんだけど、大変で、完成しなかったんだ」

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