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AC/DCのシンガーであるブライアン・ジョンソンは今後の音楽活動についての見通しについて語っている。

ブライアン・ジョンソンは自伝『ザ・ライヴス・オブ・ブライアン』を刊行しており、そのプロモーションで米『ビルボード』誌のインタヴューを受けている。

今後もツアーやレコーディングを行っていく予定はあるかと訊かれたブライアン・ジョンソンは次のように答えている。「また音楽をやりたいよ。誰かのゲストに参加するにせよ、連中とライヴをやるにせよね。『地獄も凍りつくほど、絶対にあり得ない(hell freezes over)』という言葉があるけど、何度もみんなが『もうやることはない』と言っているのを聞いたよ。でも、自分はやる気なんだ。誰もがもっと音楽を作りたいと思っているんじゃないかな」

自伝『ザ・ライヴス・オブ・ブライアン』についてAC/DCの記述がそれほど多くない理由についてブライアン・ジョンソンは次のように続けている。「AC/DCの本は書きたくなかったんだ。それだと僕の本じゃないからね。そういう本にはしないよ。自分が語るべき話じゃないからね。それは最初からやっていた人が書く本だと思う。自分もそれが読みたいしね。マルコム・ヤングとアンガス・ヤング」

「マルコム・ヤングとアンガス・ヤングがミーティングをして、『よし、これをやろう』となり、ドラマーとシンガーを迎えるというね。誰かがやりたくなって、そういう本が出たら素晴らしいと思うよ。でも、それは僕の本じゃない。最近のことだけを書いた本や、加入してから現在までを書いた本だと、起こったことの日記や記録にしかならないと思うよ」

「ロックンロールの歴史においても最も励まされる魅力的なストーリーの一つ」と称された『ザ・ライヴ・オブ・ブライアン』はダンストンで育ち、リトル・リチャードをテレビで観て「コーラス団の少年からボーイスカウト、そしてシンガー」になった幼少時代から追ったものとなっているという。

「10年以上にわたってブライアン・ジョンソンはバンドの成功で頭角を現そうとしていました。『トップ・オブ・ザ・ポップ』に出演して、オーストラリアをツアーしましたが、まだ大成功の時は手の届かぬところにありました」

「その後、彼は世界でも最大となるロック・バンドの一つのオーディションでロンドンに呼ばれました。AC/DCはリード・シンガーだったボン・スコットの悲劇的な死によって危機にありましたが、ブライアンが加わることで名作『バック・イン・ブラック』をレコーディングすることになるのです。同作は史上最も売れたアルバムとなりました。その後のツアーは満員のアリーナで行われ、ファンはバンドを支持し、その功績が認められることになったのです」

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