ケンドリック・ラマーは劇場のみで上映されていた“We Cry Together”のショート・フィルムが公開されている。
“We Cry Together”は『ミスター・モラル&ザ・ビッグ・ステッパーズ』に収録されたテイラー・ペイジとのコラボレーション曲で、ショート・フィルムは撮影から2年半近くが経っている。
ショート・フィルムはケンドリック・ラマー自身とジェイク・シュライラーとデイヴ・フリーが監督を務めており、アダム・ニューポート・ベラが撮影監督を担当している。ケンドリック・ラマーとテイラー・ペイジは激しい口論に没頭するカップルを演じており、家の中を歩き回りながら侮辱や個人攻撃のやりとりをして、最終的には喧嘩を忘れて、ソファで仲直りのセックスをしている。
この曲はスラムならではのスポークンワードで通常の作品とは一線を画しており、米『ビルボード』誌によれば、ミュージック・ビデオは一発撮りで、ヴォーカルもその時にレコーディングされている。
2020年に撮影された“We Cry Together”のショート・フィルムは今年6月にロサンゼルス西部のラムリー・ロイアル・シアターで7回のみ劇場上映された。
この上映は警備員の立ち会いの下で行われ、携帯電話の持ち込みは禁止されていた。『ハリウッド・レポーター』によれば、来場者の多くは撮影クルーの家族や友人で、一般には各回約20枚のチケットが販売されていた。
“We Cry Together”のショート・フィルムは劇場上映されたことでアカデミー賞の短編映画賞の受賞資格を得ている。
ケンドリック・ラマーの通算5作目となる『ミスター・モラル&ザ・ビッグ・ステッパーズ』は今年5月にリリースされており、ロード、ファレル・ウィリアムス、マドンナ、エミネム、タイラー・ザ・クリエイターらが賛辞を寄せている。
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