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モトリー・クルーはインディアナポリスのルーカス・オイル・スタジアムで行った公演で観客が高いところから落ちて重傷を負っている。

『インディアナポリス・スター』紙によれば、8月16日のこの公演を訪れた観客は午後10時のコンサート開始から30分が経った頃に「手すりにつまずいた」という。警察によれば、男は「酔っていた」とのことで、近くのエスケナージ病院に安定な容体で搬送されている。

インディアナポリス警察のスポークスパーソンのサモーヌ・ブリスは救急隊員が到着した時には「意識があって、呼吸をして」おり、「成人の男性はひどく酔っていて、手すりに寄りかかっていて、そこから落ちたのです」と説明している。

ルーカス・オイル・スタジアムの担当者であるモニカ・ホイットフィールド・ブレイズは怪我の程度は不明だが、会場を出る時には救急隊員とコミュニケーションが取れていたようだと述べている。「現時点でスタジアムの来場者や従業員でこの事故に巻き込まれた人はいないと考えています」

この事故を目撃した観客はテレビ局「WTHR」に「ドスンという音が2度聞こえた」として、「音楽が流れる中で喘ぎ声が聞こえてきて、人間だと分かったんだ」と語っている。

モトリー・クルーは現在デフ・レパードとの共同ヘッドライナー・ツアーを北米で行っている。このツアーにはスペシャル・ゲストとしてポイズン、ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツが出演している。

6月から始まったツアーは11月のラスベガス公演まで続く予定となっている。このツアーはモトリー・クルーにとって2014年に行ったフェアウェル・ツアー以来、7年ぶりのツアーとなっている。

ツアーが始まった当初、ドラマーのトミー・リーは肋骨を骨折していたために5曲を演奏した後に代役のトミー・クルフェトスに交代している。その後、彼はライヴの全編に復帰している。

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