Paul Brown

Photo: Paul Brown

昨年2015年12月31日にロサンゼルスのステイプル・センターで最後のライヴを行ったモトリー・クルーだが、同公演を収録した映像商品のティーザー映像を公開している。

このライヴは34年に及ぶモトリー・クルーの歴史を締めくくるものとなっていて、モトリー・クルーは1981年に結成し、その初期は混沌としたなかで活動を行ってきた。2年前に二度と一緒にライヴをやらない正式な契約を結んでおり、この最後のツアーは2014年7月からスタートして、164公演に及んでいる。

この日のライヴは、ロジャーズ&ハマースタインの“So Long, Farewell”によるオープニングで幕を開け、モトリー・クルーの名曲群やセックス・ピストルズの“Anarchy in the UK”といった楽曲で構成されたセットリストとともに、フランク・シナトラの“My Way”で締めくくられることになったという。

ティーザー映像はこちらから。

また、この公演ではトミー・リーの乗ったドラムセットが空中で停止し、オーディエンスの頭上で逆さまになったまま故障してしまった時の模様がオンラインで公開されている。

「The Cruecifly」と題された、その精巧なドラム・セットは、ドラム・セット全体が回転しながらローラーコースター上を進むものとなっており、逆さまの状態でトミー・リーはドラムを叩き、観客はその様子を詳しく観ることができるものとなっている。しかし、大晦日のライヴでは機材の不調によりトミー・リーは逆さの状態のまま停止する事態に陥っている。トミー・リーは自力でステージを降りて、ライヴを終わらせるため再びステージに上がっている。

クルーが修理しようとするなか、トミー・リーは次のように語っている。「ローラーコースターがブッ壊れたみたいなんだ。なんだよ、くそローラーコースターが! クルーの人間よ、来て助けてくれ。降りさせてくれ。昨日はこんなこと起こるなんて信じられなかったよ。空中に上がった時になんかマズい感じなのは分かってたんだ」

ファンが撮影した11分間の映像はこちらから。

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