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ザ・ローリング・ストーンズはリリースから半世紀以上を経て、1966年発表の“Out of Time”をライヴで初披露している。

ザ・ローリング・ストーンズは現地時間6月1日にスペインのマドリード公演を行って「シックスティ」ツアーを開幕している。ツアーは名前の通り、1962年6月に結成されたバンドの60周年を記念したもので、この日のセットリストは23枚のスタジオ・アルバムのうち、9枚に及ぶものとなっている。

公演に先立って、数日にわたってワンダ・メトロポリターノ・スタジアムではリハーサルが行われていたとのことで、米『ローリング・ストーン』誌によれば、その中で“Out of Time”が聴こえてくることがあったという。リハーサルでは発表された1966年にしかライヴで演奏されたことのない“Mother’s Little Helper”も演奏されていたと報じられている。

観客が撮影した映像はこちらから。

公演ではザ・ローリング・ストーンズがステージに上る前に昨年8月に亡くなったドラマーのチャーリー・ワッツに追悼の意を表した映像が上映されている。チャーリー・ワッツに代わってドラムはスティーヴ・ジョーダンが担当している。

ヨーロッパ・ツアーは7月まで続けられる予定で、リヴァプール公演ではエコー&ザ・バニーメンがサポート・アクトを務めることが決定している。

ロンドンでは2公演が行われ、初日にはサム・フェンダーとフィービー・ブリジャーズが、2日目にはザ・ウォー・オン・ドラッグスとコートニー・バーネットがサポート・アクトとして出演することが決定している。

ザ・ローリング・ストーンズはライヴ・アルバム『ライヴ・アット・エル・モカンボ』が今年5月にリリースされている。また、結成60周年を記念してバンドメンバーの独占インタヴューを含むBBCによるドキュメンタリーとラジオ番組が放送されることが決定している。全4話の『マイ・ライフ・アズ・ア・ローリング・ストーン』は今夏にBBC 2で放送される予定で、それぞれ1時間の放送で、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ロニー・ウッド、チャーリー・ワッツという4人のメンバーを取り上げたものとなる。

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