コールドプレイは『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』ワールド・ツアーに際して来場者が二酸化炭素の排出量が少ない移動手段を計画できるアプリを公開している。
コールドプレイは昨年10月にリリースされた通算9作目のアルバム『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』のツアーを3月にコスタリカから開始している。
『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』ワールド・ツアー・アプリは中南米ツアーの最中に既に公開されていたが、5月6日より北米ツアーが始まるのに際してアプリが更新されている。
アプリはiOSとアンドロイドに対応しており、「ツアーに関連する二酸化炭素の排出量のうち、観客の移動は大きな部分を占めるので、このツアーを持続可能な低二酸化炭素のものにするというバンドの目標において鍵を握る部分となっています」と説明されている。
コールドプレイのアプリは「会場への行き帰りの移動を低二酸化炭素なものにする計画を立てることができ、環境にいい移動手段にはマーチャンダイズのディスカウント・コードが発行される」ものとなっている。
アプリではコールドプレイを題材にしたゲーム、AR体験、舞台裏のコンテンツ、ヨーロッパ公演の音源配信なども今後予定されているとのことで、「森林再生や土壌再生など、自然に寄り添った解決策で影響を軽減するためにもファンによる二酸化炭素削減量を測定している」という。
今のところ、ファンの平均的な二酸化炭素排出量は2016年から2017年にかけて行われた『ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームズ』ツアーより50%削減されている。
「『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』ワールド・ツアー・アプリのことは誇りに思っているんだ」とコールドプレイは述べている。「ここ数年にわたって、ツアーの中心に持続可能性を据えようと取り組んできました。アプリはその大きな割合を占めています。コンサートの行き来において最も環境にやさしい方法を見つけることができるのです」
コールドプレイはアース・デイに際してブライアン・イーノの気候変動チャリティ「アースパーセント」に貴重な音源も提供している。
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