Julian Klincewicz

Photo: Julian Klincewicz

元クラクソンズのジェイムズ・ライトンはニュー・アルバム『ジム、アイム・スティル・ヒア』をリリースすることを発表している。

12曲を収録したアルバムはソウルワックスのステファン・ディワーラとデイヴィッド・ディワーラとのコラボレーションで、ABBAのベニー・アンダーソンがゲスト参加しており、7月8日にリリースされる。

シンセサイザーを主体としたアルバムでジェイムズ・ライトンはジムというアルターエゴを採用しており、ニュー・シングル“Pause”が公開されている。

“Pause”のミュージック・ビデオはこちらから。

ジェイムズ・ライトンは新作について次のように語っている。「ロックダウンの最初の週に前作『ザ・パフォーマー』のプロモーションをしている時にジムというアルターエゴは生まれたんだ。生活が中断して、家族や家での生活が中心となった。同時にいろんなソーシャル・メディアを通して配信ライヴを依頼されるようになったんだ。それで子どもを寝かせてから、階段を降りて、ガレージのスタジオに行って、グッチのスーツを着て、別の人物になるんだよ。2つの生活が並列されていることで大変だったけど、興味深かったんだよね。そうやってジムは生まれたんだ。ジムはガレージという場所で幻想を生きる妄想のロックスターなんだ。ジェイムズは父親なんだよ」

「ジムが生まれたのと同時にこれまで以上に考えることに時間を費やしたんだ。愛する人、会いたい人、生きたい場所、やりたいことについて考えた。あれこれ考えて、時間により思考が可能になって、思考が言葉となり、言葉が曲になった。妻や子ども、会いたい友人、新型コロナウイルスで最初の月に亡くなった友人について考えた。結果、このアルバムはパーソナルで、これまで作った作品とは違うものとなった。言葉が指示するものに従ったんだ」

「もちろん、ジムもジェイムズも自分なんだけど、ジムは誇張された半分フィクションの自分なんだ。ジェイムズはオムツを替えて、夕食を作り、絵本を読み聞かせる。ジムは外部の評価やいいね、フォロワー、プレイリストへの追加を追い求めている。でも、現実としてジムとジェイムズは切り離せないんだ。この二重性のバランスと常に変化していくところが限りなく魅力的だと思ったんだよね」

新作のトラックリストは以下の通り。

1. Livestream Superstar
2. Pause
3. Touch
4. Release Party
5. Real World Park
6. Never Give Up On The City
7. A Day At The Races
8. I Want To Live
9. Lover Boy
10. Empty Rooms ft. Benny Andersson
11. Playing To Win
12. Farewell Superstar

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