ニール・ヤングは新型コロナウイルスのワクチンの誤情報を広げているとしてスポティファイの批判を続けており、スポティファイの社員やミュージシャンに対してスポティファイから離れることを提案している。
「このコミュニケーションの時代において誤情報は問題となります」とニール・ヤングは述べている。「誤情報を広げる人物は見捨てるべきです。月々の支払いで応援するより良いクリーンな場所を見つけてください。みなさんには本物の力があります。それを使ってください」
「ベビーブームの世代の人々へ、この国の金融資産の70%があなたたちのものなのに対してミレニアル世代は5%しか持っていません。私たちの世代がリードする必要があるのです」
ニール・ヤングは続けてチェース銀行、シティバンク、バンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴといったアメリカの大手銀行を「世界の気温が上昇し続けているにもかかわらず化石燃料による損害に資金援助し続けている」と非難しており、そのような企業を利用しないように呼びかけている。
ニール・ヤングは次のように続けている。「私はそうした被害の原因となる企業から自分の資産を移しました。加わってください。さもないと知らず知らずのうちに加害者となってしまいます。みなさんには世界を変える力があります。団結できるはずです。孫たちは感謝することになるでしょう」
「世界のミュージシャンやクリエイターへ、自分のアートのホームとしてスポティファイよりもいい場所を見つけられるはずです。スポティファイの社員へ、ダニエル・エクは大きな問題だと言っておきます。ジョー・ローガンではありません。ダニエル・エクが糸を引いているのです。魂を食われてしまう前にその場所を抜け出してください。ダニエル・エクが示している唯一のゴールは数字です。アートやクリエイティヴィティではありません」
「ダニエル・エクが今回の議論の始まりとなった医療専門家に言及していないことに気づいてください。最後にもう一度、ダニエル・エクの発言を確認してください。自由になって、良い道を歩んでください」
ニール・ヤングはジョー・ローガンのスポティファイのポッドキャストで新型コロナウイルスの誤情報を広げていることに声明を発表しており、1月26日にニール・ヤングの音源はスポティファイから削除されている。
ニール・ヤングはスポティファイから音源が削除されたことでストリーミングでの収入のうちの約60%を失うことになることを明かしている。これはレーベルにとって「大きな損失」であることを認め、「スポティファイでの新型コロナウイルスについての誤報が世界にもたらす脅威を認識してくれた」ワーナー/リプリーズに感謝している。
これは音楽業界で様々な反応を引き起こしており、ギャング・オブ・フォーのアンディ・ギルの妻はスポティファイがジョー・ローガンのポッドキャストを継続させたことを批判している。ジョニ・ミッチェル、クレイジー・ホースのメンバーであるニルス・ロフグレン、スチュワート・リー、クロスビー、スティルス&ナッシュはニール・ヤングを支持することを表明している。
ニール・ヤングの音源が削除されたことでスポティファイは20億ドル(約2300億円)以上の市場価値を失ったとも報じられている。スポティファイは関連するポッドキャストに新型コロナウイルスのコンテンツ・アドバイザリーを追加することを発表している。
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.