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ディスターブドのデイヴィッド・ドレイマンとギャング・オブ・フォーのアンディ・ギルの妻はニール・ヤングとスポティファイの論争に加わっている。

ニール・ヤングはポッドキャスト「ジョー・ローガン・エクスペリエンス」が新型コロナウイルスのワクチンに関する「誤情報を拡散している」としてスポティファイからすぐにでも音源を削除したいと表明し、その後音源は実際に削除されている。

スポティファイはニール・ヤングの意向を受けて「遺憾に思う」として、「早く彼が戻ってきれくれることを願っています」と述べている。

今回、ギャング・オブ・フォーのアンディ・ギルの妻であるキャサリン・メイヤーはスポティファイがジョー・ローガンのポッドキャストを継続させたことに公開書簡を発表している。アンディ・ギルは新型コロナウイルスで亡くなった可能性が指摘されている。

「私の愛する夫のアンディ・ギルがパンデミックが始まった頃に亡くなっていなかったら、反ワクチンについての誤報を広めるポッドキャストを優先してニール・ヤングの音楽を削除したいことに明確で強い感情を抱いたことでしょう」と彼女は述べている。

「ワクチンがパンデミックが始まった頃にあったら、彼はここであなたと会話することもできたでしょう。彼に代わって私が言わなければなりません。妻として言わなければならないのは、あなたが下したビジネス上の判断にはうんざりしています」

彼女は次のように続けている。「アンディ・ギルが亡くなって以降、彼の音楽がファンに届くように、あらゆるチャンネルでバック・カタログのすべてが聴けるように取り組んできました。それで、あなたのものになったわけですが、反ワクチンについての誤報は人を殺します。今は多くの人が悲しみにくれています。なのでお願いです。公共を守り、判断を再考して、悲しみげ広がるのを防ぐ手助けをしてください」

一方、ディスターブドのフロントマンであるデイヴィッド・ドレイマンはジョー・ローガンの見解に必ずしも同意するわけではないものの、スポティファイの判断を称賛している。

「ダニエル・エク、大衆に従わず言論の自由を守ったスポティファイとあなたに賛辞を送るよ。ジョー・ローガンやゲストが言うことには同意しないかもしれないけど、彼らにも発言する場を持つ権利はあるんだ」

彼はワクチンを支持していることを後にツイートしている。「ファイザーのワクチンを3度接種しているんだ。自分自身と家族のために必要な予防措置は行っています。この1年、世界を旅してきましたが、安全に過ごすことができました。注意深く暮らしていますが、恐怖の中で暮らしているわけではありません。人類の歴史においてこうしたことは過去にもありましたし、今後もあるでしょう。ウイルスに関連した発言の両側にある非常に政治的な恐怖を煽るものではなく、真の科学に従います」

ニール・ヤングはスポティファイから音源を削除することでストリーミングでの収入のうち約60%を失うことを明かしている。

「真実の名の下に世界全体のストリーミング収入の60%を失うにもかかわらず、私を支持してくれて損失を受け入れてくれたワーナー・ブラザースに感謝するよ」

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