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アデルは「手放したくない」ニュー・アルバムについて語り、これまでのアルバムよりも「パーソナル」だと語っている。

米『ヴォーグ』誌と英『ヴォーグ』誌のインタヴューでアデルは『30』というタイトルになると噂されている通算4作目のニュー・アルバムについて語っている。アデルはカムバック・シングル“Easy On Me”をリリースすることを発表しているが、アルバムの情報については現時点で明らかにされていない。

ロサンゼルスとニューヨークで行われたインタヴューでアデルはサイモン・コネッキーとの離婚が与えた負の影響について語っている。9歳の息子のアンジェロをもうけたサイモン・コネッキーはロサンゼルスでアデルの家の近くで暮らしている。

アデルはサイモン・コネッキーとの離婚で息子に与えたつらさはあったものの、正しいことだったと分かっていたと説明している。

「私が去った理由を考えると、それはアンジェロを不幸せにしてしまったとしても自身の幸せを追求することだった。もし私が幸せを見つけて、幸せな自分を息子が見たら、おそらく自分自身のことも許せるようになると思う」

アデルは息子が6歳だった時に「僕のこと見えてる?」と言われたことを振り返っている。

「それで『ええ』って答えたら、『僕にはあなたが見えない』と言われたの。その瞬間に全人生が崩れ落ちたわ。私がそこにいないことを彼は知っていたのよ」

その後はアデルと息子は今起きていることについて何度も話をしてきたという。「その時に彼と共有し始めたの」と彼女は語り、自分の存在を遠くに感じている息子の見解がつらかったと説明している。

アデルは続けて通算4作目となるアルバムの土台となるテーマが固まり始めたことについて語っている。アデルはこれまでのアルバムで歌ってきた、男性に対する元来の自己防衛的なスタンスは異性の問題ではなく、より自分自身の問題だと考えるようになったと語っている。

「自分が問題だと分かったのよ。これまでのアルバムは『あなたはこんなこともした。あんなこともした。最低よ。なんで私のところに来てくれないの?』という感じだったけど、『なんてこと。私が問題の元凶だった。多分、私自身なんだ』と思ったの」

アデルはサイモン・コネッキーについて「元彼の一人ではなく、子どもの父親」だとして、アルバムはより「自分が自分自身と離婚する」内容になっていると述べている。

「『ビッチ、めちゃくちゃじゃない。なんとかしなくちゃ』という感じね」

アデルは次のように続けている。「このアルバムをどれだけ好きかという点で今回の作品は手放したくない作品なの。『21』についてはもう私のものじゃないと常に言ってきた。みんなの思い入れが深いからね。でも、今回のアルバムは手放したくない。これは私のアルバムよ。みんなと自分自身を共有したいけど、このアルバムは手放してもいいとは思えないの」

英『ヴォーグ』誌のインタヴューでアデルは2年間で大きく体重を落とすことになったライフスタイルの変化についても語っている。不安の発作に対処するために肉体的にも痩せることになったと説明している。

「不安が理由だったの。運動したほうが気分がいいのよね。体重を落とすためではなかったの。強くなって、携帯電話を持っていない時間を毎日できるだけ取るためだった。それにハマってしまったの。1日に2回、3回運動をしていたわ」

アデルは「自分の精神を正すものにハマる必要があった」と語っている。

「編み物でもよかったのかもしれないけど、自分はそうじゃなかった。私が経緯を公にしていなかったから、みんな驚いたみたいね。みんなはインスタグラムであらゆることを記録しているでしょ。そして、私のポジションだったらダイエット・ブランドと大きな契約もできたかもしれない。私はそんなの気にしないの。私は他の誰かではなく、自分のためにやったの。なんでシェアしないのかって? まったく惹かれないわ。自分の身体だもの」

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