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ジョン・ライドンは先月セックス・ピストルズのバンドメンバーとの法廷闘争で敗れたことで悪化してしまったという経済的困窮について語っている。

ジョン・ライドンはダニー・ボイルが手掛ける伝記映像作品『ピストル』でのセックス・ピストルズの音楽使用を拒否して訴えられていた。

スティーヴ・ジョーンズとポール・クックの弁護士であるエドマンド・カレンは1998年に交わしたバンドメンバーによる合意で、音楽使用に対する話し合いは「多数決」で決めることができるという条項があると主張し、8月23日に高等裁判所はそれを支持する判決を下している。

今回『テレグラフ』紙のインタヴューでジョン・ライドンはバンドメンバーを「邪悪」だと批判し、裁判の判決を受けて「深刻な経済的困窮の状態にある」と語っている。

「貯金もなければ貸した金もなければ年金もない。何もないんだ。最低だよ。いろんな方法で破滅させられたんだ」とジョン・ライドンは語っている。

「途轍もない混乱のせいで自分は多額の負担をさせられたんだ」とジョン・ライドンは裁判について語っている。「意地悪にも法外な値段の攻撃を受けたんだ。スティーヴ、ポール、グレンがあんなにも邪悪になるなんて予想していなかったんだ。席について話をすることもなかったのにね」

ジョン・ライドンは『ピストル』がウォルト・ディズニー傘下のFXで初公開されると知って勝ち目はないと思ったことを示唆している。「これはウォルト・ディズニーの金と自分の対決になってしまったんだ。誰だったら勝てると言うんだ? セックス・ピストルズはミッキーマウスが所有するものになってしまったんだよ」

ジョン・ライドンは今の経済的状況が妻のノラの治療に影響することを心配していると語っている。妻のノラはアルツハイマー病を患っており、ジョン・ライドンがフルタイムのケアを行っており、「自分の金をすべて盗むのを見ていた」と語っている。

「非常に深刻な問題だよ」とジョン・ライドンは語っている。「愛する人の面倒を看るために安定した環境を得るためには懸命に働かないとならないだろうね。それが連中が自分にしたことだよ。ありがとう、ボーイズ」

判決を受けてジョン・ライドンは長文の声明を発表しており、伝記映像作品での音楽使用について発表される「数時間」前まで知らされていなかったと述べている。

スティーヴ・ジョーンズとドラマーのポール・クックはこれにも反論しており、「本撮影が始まる数ヶ月前に『ピストル』のテレビ番組について知らされており、監督とのミーティングを提案され、番組に関わるように言われていた」と述べている。

「彼はそうした提案を拒否し、彼が参加しなかったこと、少なくとも監督のダニー・ボイルと共同脚本家のクレイグ・ピアースと話をしなかったことは悲しいことでした」

「ジョン・ライドンは楽曲の使用を管理する権利をお金と引き替えに1990年代に売却しました。その結果、多数決による合意というルールが存在しています。他の陣営がセックス・ピストルズの音楽の使用を決めることはできません」

「1人のメンバーが不当に意思決定を拒否した際にこの形が導入されます。今回の事例はそれが起きたことだったのです」

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