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ザ・キラーズはブルース・スプリングスティーンとのコラボレーションとなる“Dustland”の音源が公開されている。

この音源については様々な予告がなされてきたが、2008年発表の『デイ&エイジ』からの4枚目のシングルだった“A Dustland Fairytale”を再レコーディングしたものとなっている。

新バージョンはブランドン・フラワーズとブルース・スプリングスティーンがヴァースを交互に歌いながら、コーラスではユニゾンを披露するものとなっている。

音源はこちらから。

ブランドン・フラワーズによる声明によれば、2020年2月にブルース・スプリングスティーンから連絡をもらって、一緒に曲をレコーディングすることを提案されたという。

「グラストンベリーを観たんだ」とブルース・スプリングスティーンからのメールには書かれていたとされている。「君たちは素晴らしいライヴ・バンドになったね。金のスーツも気に入ったよ。いつか一緒に“Dustland”をやらないとね」

メールを受け取ったブランドン・フラワーズはいたずらをされているのではないかと疑って、「郵便番号を検索したよ」と説明している。「ニュージャージー州フリーホールドからだったんだけど、まだ確証が持てなくて、息子のエヴァンにメールをして、番号が父親のものか確証をとったんだ」

新型コロナウイルスでコラボレーションは延期されたが、2020年の年末に可能になったという。その間にザ・キラーズもブルース・スプリングスティーンもそれぞれ新作『インプローディング・ザ・ミラージュ』と『レター・トゥ・ユー』をリリースしている。

ブランドン・フラワーズは当初“A Dustland Fairytale”が両親のジェニー・フラワーズとテリー・フラワーズに捧げた曲であることを振り返っている。

「“A Dustland Fairytale”は母がガンの闘病中に書いたものなんだ」と彼は語っている。

「自分には謎のところもあった父親についてよりよく理解しようとしたんだ。母親について深く悲しみ、両親が犠牲にしたものを認識して、この世界で成し遂げるにはどれだけ強い愛が必要かを垣間見てみたんだ。僕にとってのセラピーだった。カタルシス的体験だったね」

ブランドン・フラワーズはブルース・スプリングスティーンが「自分の両親のような人々についてたくさんの曲」を書いてくれたと賛辞を寄せ、「市井の人々の夢や希望に多くの美しさを見出してくれた」と述べている。

「自分に扉を開いてくれた彼に感謝するよ」とブランドン・フラワーズは述べている。「自分に例を示してくれた両親にも感謝したい」

ザ・キラーズとブルース・スプリングスティーンは共にNBCの『トゥデイ』に出演することが決定しており、“Dustland”を披露する予定となっている。

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