チャーチズは2年ぶりとなる新曲“He Said She Said”が公開されている。
チャーチズは先週、謎の投稿で新曲のリリースを予告しており、「すべてはあなたの頭の中に」というメッセージを発信していた。
ヴォーカリストのローレン・メイベリーは新曲について新型コロナウイルスのロックダウンについて考え、振り返って、「以前は隠して、言い逃れをしていた体験を検証する」ことで生まれたと述べている。
彼女は次のように述べている。「女性に期待されるバランスを取るような不愉快な振る舞いをすることに(個人的にも仕事面でも)人生の多くを費やしてきたと思っているの。それで歳を重ねるほど、混乱して消耗していくのよ」
「成功するにしても、みんなの希望する形でだった。自分を主張するにしても男性の手柄を横取りしない程度だった。魅力を出すにしても男性の利益になる形でだった。調子に乗らないようにしてね。魅力的で物憂げな女子を目指そうとしたけど、誰かの邪魔にならないように悲しんだりしないようにしていた。知的であろうとしたけど、みんなにこれ以上を求めるようなものにはしないようにしていた」
新曲“He Said She Said”の音源はこちらから。
新曲についてローレン・メイベリーは次のように続けている。「“He Said She Said”では受け入れるべきではないのに受け入れてきてしまったことを、私なりのやり方で清算してる。それは自分に対してダメージにならないよう偽ってきたことだった。制作に戻ってみんなで最初に作ったのがこの曲で、まず出てきた歌詞が冒頭の『彼は言った“君には飽き飽きした”』だった」
「すべてのヴァースの歌詞は生涯を通して男性から言われてきたことを皮肉に言い換えたものなの。女性でいると消耗するから、むなしく叫ぶよりもポップ・ソングで叫んだほうがいいと思ったの。この1年を経て、正気を失ったという感覚に誰もが繋がりを持てるようになったからね」
チャーチズが最後にリリースしたアルバムは2018年発表の『ラヴ・イズ・デッド』となっている。それ以降、『デス・ストランディング:タイムフォール』のサウンドトラックのためにチャーチズは2019年にマシュメロとのコラボレーションとなる“Here With Me”をリリースしている。
昨年12月、ローレン・メイベリーは新作について「チャーチズのDNAを持ったものになる」と語りつつも収録曲は「最初の3枚のアルバムには入れられなかった」曲になると語っている。
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