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メンタル・ヘルスのサポートの重要性を認知させるために人工知能ソフトウェアがニルヴァーナやエイミー・ワインハウスの新曲を書いている。

トロントの団体であるオーヴァー・ザ・ブリッジは27歳で亡くなったミュージシャンの新曲を人工知能で書いた曲のコンピレーションを制作している。

『ロスト・テープス・オブ・ザ・27クラブ』はコンピューターが制作した曲を収録したもので、ミュージシャンの鬱の苦しみやメンタル・ヘルスの問題、それへの支援の認知向上を目的としたものとなっている。

「もしもこれらの私たちの愛するミュージシャンがメンタル・ヘルスの支援を受けていたら、どうでしょう?」とオーヴァー・ザ・ブリッジの主要メンバーであるショーン・オコナーは米『ローリング・ストーン』誌に語っている。「音楽業界では鬱が常態化・美化されているところがあります。彼らの音楽は苦しみから生まれたように見られているのです」

ジミ・ヘンドリックス、ザ・ドアーズの楽曲もグーグルによる人工知能プログラム「マジェンタ」によって制作されている。人工知能はこれまでの歌詞を学習して、新たに歌詞を作るものとなっている。

“Drowned In The Sun”はアトランタのニルヴァーナのトリビュート・バンドのヴォーカリストであるエリック・ホーガンがヴォーカルを担当している。「いわばニルヴァーナの最後にリリースされた曲を“You Know You’re Right”だとすると、同じヴァイブがあります」

「カート・コバーンは書きたいと思ったことは何でも書くところがありました。彼が気に入れば、それはニルヴァーナの曲になるのです。アレンジの中には『これは『イン・ユーテロ』の雰囲気だな』とか『これは『ネヴァーマインド』の雰囲気だな』とか聴こえるところがありました……AIのことがよく分かりました」

「この曲は『自分は変人だけど、それが気に入っている』と言っています」とエリック・ホーガンは語っている。「これは完全にカート・コバーンです。彼がよく言っていた感情でした。『君に陽の光が当たっている。でも、僕には分からない』という一節は素晴らしいです」

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