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AC/DCのマルコム・ヤングはこれまで未公開だったインタヴューでオリジナル・シンガーを批判していたことが明らかになっている。

マルコム・ヤングは2017年に認知症のために享年64歳で亡くなっている。マルコム・ヤングのインタヴューはコーダ・コレクションで公開された膨大なエッセイと共にAC/DCのキャリアを振り返る7時間の映像に登場するものとなっている。

マルコム・ヤングはインタヴューでボン・スコットが加入することになった最初のシンガーの脱退について語っている。

彼は次のように語っている。「ボンは基本的に仕切っていたよね。彼は歳上だったし、別のバンドもやっていたからね。彼は経験のある人だったんだ。1〜2曲書いてみたんだけど、彼はもっと書くように促してくれたんだ」

「彼が入ったことで、経験の声だったんだ。僕らは耳を傾けたよね。彼は僕らを励ましてくれたんだ。最初のシンガーが脱退した時はみんなが喜んだんだ。彼は本当にひどくてね。ボンはその1週間後に入ったんだ。ボンには曲、アイディア、モチヴェーションがあった。彼は本気だったんだよ。ああいう人とやれたことはよかったよね。演奏するのが楽しかったんだ。彼には大きなプランがあったんだよね」

彼は同じインタヴューで70年代のAC/DCの初期についても語っている。彼は次のように語っている。「僕らがやっていたのは人々を楽しませることだけだった。バンドを始めた時、クラブのオーナーに言われたのは『人々を踊らせたいんだよ。そうしたら、もっと飲んでくれるからね』ということだった」

「そうやって成長していったんだ。人々を熱く汗をかかせて飲ませるっていうね。ずっと同じことをやっているんだ。人々はチケットにお金を払っているということを忘れたことはないよ。それ以外のことはボーナスみたいなもんでさ。単なるクラブ・バンドなんだよ。周りが進化していくと、自分も進化していくことになるけどね」

マルコム・ヤングは兄弟でバンドをやることについても自身の見解を語っている。「そこまでドラマチックなことじゃないよ。たまにそういうこともあるけど、お互いの人生を全部知っているからね。でも、大きなプラスもたくさんあって、兄弟だからケンカもするけど、近さがあるんだ」

先日、フー・ファイターズのデイヴ・グロールはポール・マッカートニーと共に初めてAC/DCと会った時のことを振り返っている。

これはある年のグラミー賞授賞式後に実現したとのことで、デイヴ・グロールは「全人生においても最高の夜の一つ」になったと述べている。

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