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メルヴィンズのフロントマンであるバズ・オズボーンはカート・コバーンが落書きで逮捕された時のことを振り返っている。

バズ・オズボーンとカート・コバーンはワシントン州アバディーンで10代の頃に近い友人だったことで知られ、バズ・オズボーンは先週末に行われたメルヴィンズの生配信で思い出に残っている逸話を語っている。

メルヴィンズは来たる新作『ワーキング・ウィズ・ゴッド』のプロモーションとしてヴァレンタインに生配信を行っており、バズ・オズボーンは元ドラマーのマイク・ディラードとカート・コバーンでよくグラフィティを描いていたことを振り返っている。

「人々を焼き尽くすようなものを考えようとしていたんだ」とバズ・オズボーンはグラフィティをやっていた動機について語り、後にニルヴァーナの“Stay Away”に登場する「神はゲイだ」というフレーズが「お気に入りのタグ」だったと述べている。

「銀行の角のところを歩いていたら、突然警官が現れたんだ。たくさんの警官がそこらじゅうにいたんだ」とバズ・オズボーンはカート・コバーンが逮捕された夜について語っている。「俺たちは散り散りの方向に走って逃げたんだ」

「突然、車のブレーキ音が角から聞こえたら、カート・コバーンが捕らえられていたんだ。彼はどこかに隠れていたんだけど、それで留置所に連れて行かれたんだ」

カート・コバーンは逮捕されて留置所で一晩を過ごし、当時の警察の報告書によれば建物に「ain’t got no how whatchamacallit」というフレーズをスプレーで描いていたことで逮捕されたとされている。

「彼は本当に素晴らしいアーティストで、スプレーで絵を描いても、それが素晴らしかったんだよね」とバズ・オズボーンはカート・コバーンのアーティストとしてのスキルについて語っている。「でも、多くはダークなユーモアのあるもので、ポリティカル・コレクトネスに沿ったものではなかったね」

バズ・オズボーンは1994年4月にカート・コバーンが亡くなった後、長年アバディーンに記念碑を建てようとしていた地元記者に言ったことを振り返っている。

「新聞社の地元記者が電話をかけてきて、その考えについてどう思うか訊かれたんだけどさ、彼がいれられたのと同じ独房に記念碑を作るべきだと言ったんだ」

先日、デイヴ・グロールはアップル・ミュージックのラジオでカート・コバーンについて「僕らの世代で最も偉大なソングライター」と賛辞を寄せている。

「彼のドラマーで、毎晩彼とあれらの曲を演奏できたことをすごく誇りに思っているんだ」

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