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スマッシング・パンプキンズのフロントマンであるビリー・コーガンはリル・ピープの存在についてニルヴァーナのカート・コバーンになぞらえている。

カート・コバーンとリル・ピープは共に予想だにしない時期に悲劇的な状況で亡くなっている。リル・ピープは不慮のドラッグ・オーヴァードーズで2017年に21歳で亡くなっている。カート・コバーンは1994年に27歳で自殺を図っている。

『アップセット』誌でビリー・コーガンは最新作となったダブル・アルバム『CYR』とさらに30年間現役でいようとしていることについて語る中で、リル・ピープをカート・コバーンになぞらえていることが明らかになっている。

「このアルバムは最近の世界に加わろうとした結果なんだ」とビリー・コーガンは語っており、本文は次のように続いている。「リル・ピープ(ビリー・コーガンはあの世代にとってのカート・コバーンだと考えているアーティストだ)にインスピレーションを得たビートを使うよりも、バンドはアルバムを独自の旅にしたかったという」

ビリー・コーガンは両者のたとえについてこれ以上説明していないものの、ビリー・コーガンは以前リル・ピープの存在について1980年代後半のメタリカのブレイクに喩えていた。

「メタリカは郊外のアンダーグラウンドにある一連の感情を解き放ったんだよ。怒りだったりなんだったりね。自分たちはどうなるんだろう? 両親が約束してくれた郊外の夢とは何だったんだろう? 空っぽじゃないかっていうね」とビリー・コーガンは2018年に語っている。

「最近聴いたアーティストの中ではリル・ピープが同じ怒りを感じたんだ。彼が亡くなって悲しいよ。彼の作品が大きなものになっているところだったからね」

「リル・ピープを聞いて『まさにまったく同じヴァイブだ』と思ったんだ。セブンイレブンにいて、考えていることや深い感情が渦巻いていて、セブンイレブンが全世界の中心なんだ。多くの人にとって、それが人生なんだよ」

先日、ビリー・コーガンはエディ・ヴァン・ヘイレンが彼のスタジオで演奏するのを見た時のことを振り返っている。「2フィート前にエディがいて、彼が演奏するのを観たんだけど、言うなれば宗教的な体験とも言えるものだったよ。本当に才能に溢れていて、優しい人だったんだ」

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