ザ・ディーン・ウィーン・グループが、先月のパリ同時多発テロのチャリティのためにイーグルス・オブ・デス・メタルの“I Love You All The Time”をカヴァーしている。
11月13日にバタクランで行われたイーグルス・オブ・デス・メタルのライヴでは89名が殺害され、今回のフランスの首都を襲った一連の襲撃でも同会場は最悪の被害を受けている。全体では130名が亡くなり、350人の負傷者を出すことになった。
イーグルス・オブ・デス・メタルによるデュラン・デュランの“Save A Prayer”のカヴァーを1位にしようとするキャンペーンや、デュラン・デュランのサイモン・ル・ボンがその収益を寄付すると誓ったのを受けて、パリの同時多発テロの犠牲者への寄付を集めるために、イーグルス・オブ・デス・メタルは同曲をカヴァーするように世界中のバンドに呼びかけていた。
ウィーンのマイケル・“ミッキー”・メルキオンドによるザ・ディーン・ウィーン・グループは、“I Love You All The Time”をカヴァーしたバンドの一つとなっている。
「ジョシュ・オムは20年を超える間柄の親しい友人なんだ」とマイケル・“ミッキー”・メルキオンドはこのカヴァーについて記している。「ジョシュにこの曲をカヴァーしてくれないかと頼まれて、それで公開したんだよ」
マイ・モーニング・ジャケットも同曲を先日カヴァーしている。
ザ・ディーン・ウィーン・グループによるカヴァーはこちらから。
ジョシュ・オムは公開書簡のなかで「あの残虐な行いの犠牲者を支援する連帯を見せるためにも」同曲をカヴァーするように呼びかけている。
「カヴァーが売れたら、その印税収入を100%スウィート・スタッフ・ファンデーションに寄付することを誓うよ。この曲のセールスによる収益をチャリティに寄付してもらうようにも呼びかけたい」
「ソウルだろうが、R&Bだろうが、ヒップホップだろうが、ヒッピーだろうが、ゴスでも、カントリーでも、パンクでも、ポップでも、そんなことは関係ないんだ。俺たちの曲に忠実であれば、インストだろうが、詞だけでも、断片でも、まったく新しいバージョンでもなんでもいいんだ。そんなことも関係ない。一人一人の音楽的な違いは僕らの共同体を強靱なものにしてくれるんだよ」
「音楽を通して支援を行い、癒しを与えるのに参加してほしい。彼らは僕らみんなを攻撃したんだよ。ぜひこの呼びかけに耳を傾けてほしい」とジョシュ・オムは綴っている。
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