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エリック・クラプトンはヴァン・モリソンが発表した4曲目となる反ロックダウンの楽曲に参加している。

ヴァン・モリソンはこれまでに「ファシストのいじめっ子」だとして政府を批判する3曲を公開している。“No More Lockdown”、“Born to Be Free”、“As I Walked Out”の3曲は新型コロナウイルスのための行動制限に反対するために書かれている。

今回、ヴァン・モリソンとエリック・クラプトンは“Stand and Deliver”という楽曲を公開している。この曲はヴァン・モリソンによって書かれ、エリック・クラプトンによって演奏されているもので、ヴァン・モリソンは引き続きロックダウンに反対している。楽曲の収益はすべてヴァン・モリソンによるロックダウン・ファイナンシャル・ハードシップ・ファンドに寄付され、新型コロナウイルスで経済的不安に直面しているミュージシャンを援助するという。

「Do you wanna be a free man/Or do you wanna be a slave?(自由な人間になりたいか?/それとも奴隷になりたいか?)」とこの曲でエリック・クラプトンは歌っている。

楽曲の発表に際してエリック・クラプトンは次のように述べている。「ロックダウンの制限でほとんどライヴが行われないことにすごく苛立っているんだ。ヴァン・モリソンと彼のライヴ・ミュージックを救おうとする試みを支持している人はたくさんいるんだ。彼はインスピレーションなんだ」

「僕らは立ち上がなければならないし、認められなければならないんだ。このひどい状況から抜け出す道を見つけなきゃならないからね。他の選択肢は考える価値もないよ。ライヴ・ミュージックは回復しないかもしれないからね」

ヴァン・モリソンは次のように続けている。「エリックのレコーディングは素晴らしくて、僕らのフラストレーションを共有する人々に間違いなく響くはずだよ。政府からちゃんとした援助がない多くの才能あるミュージシャンを見るのは心が傷つくよね。ライヴ・ミュージックを復活させ、この産業を救うために毎日一生懸命ロビー活動をやっていることで安心させたいんだ」

ヴァン・モリソンの発言は北アイルランドの健康相であるロビン・スワンから批判を受けており、「彼からはもっといいことを期待していた」と述べている。

「ヴァン・モリソンは疑問を投げかける以上のことをしていた」とロビン・スワンは語っている。「彼は『ファシストのいじめっ子』と歌い、政府が人を欺いて、奴隷化しようとしていると主張しています。巨大なスケールで声明に関わるウイルスで公衆衛生を守ろうとするすべての人たちを中傷しています」

ヴァン・モリソンは先日ソーシャル・ディスタンスをとったライヴを「エセ科学」と批判している。

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