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アーケイド・ファイアのフロントマンであるウィン・バトラーはデヴィッド・ボウイが亡くなる前に妻のレジーヌ・シャサーニュとブラック・スターの絵画を買っていた逸話を明かしている。

ウィン・バトラーはデヴィッド・ボウイの遺作となった『★(ブラックスター)』の詳細が発表される前に彼いわく「光が飛び出す黒い星のまじない画」をデヴィッド・ボウイに購入していたと語っている。

『ステレオガム』でキャリアを振り返るインタヴューを受けたウィン・バトラーは2005年にライヴで共演し、2013年発表の“Reflektor”にも参加していたデヴィッド・ボウイとのコラボレーション関係について尋ねられている。

「スタジオにデヴィッド・ボウイの写真があるんだけど、作業としている時に時々見るようにしているんだ」とウィン・バトラーは語っている。「ハリウッドの鏡が後ろにある楽屋に彼がいる写真なんだけどね。分からないけど、僕らと精神的な繋がりを感じてくれていたんだと思う。彼は僕らに何も求めることがなかった。彼は『君たちは正しい道を進んでいる。そのまま進め』と言おうとしてくれていたんだと思う」

ウィン・バトラーは絵画について次のように語っている。「数年にわたってEメールを送っていたんだけどさ。近い人が亡くなった時に、立ち戻って、Eメールを読むと、大切にしていた人の不思議なデジタルな断片が残っているんだよね。“Reflektor”で歌ってもらった後に御礼の品としてハイチで絵を買ったんだよ」

「彼に郵送するつもりだったんだけど、忙しくて、忘れてしまっていて、その間に亡くなってしまったんだ。体調がよくないというのは知っていたけど、亡くなりそうだとは知らなかった。その数カ月後だったと思うんだけど、絵のことを思い出して引っ張り出してみたら、黒い星の絵だったんだ。光が飛び出す黒い星のまじない画だったんだ」

ウィン・バトラーは次のように続けている。「『★(ブラックスター)』がアルバムになることとかはまったく知らなかったんだ。その絵は今、自分のベッドルームにあるよ。人生ではそういうことがたまに起こるんだ。そういうことなんだと思うよ」

「これが何を意味するのかは分からないけど、感謝の念はあるよ……分からないけどさ。影響を受けただけでなく、彼は死ぬ時もアートに込めたものがあったわけでね。少なくとも週に一度は考えてしまう人だよね」

先日、アーケイド・ファイアはスティーヴン・コルベアが司会を務める選挙特番で新曲“Generation A”を披露している。

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