ポール・マッカートニーはジョン・レノンとの出会いについて振り返り、2人のソングライティングにおけるパートナーシップについて語っている。
1980年に亡くなったジョン・レノンが10月9日で生誕80周年を迎えるに当たり、息子のショーン・レノンはその人生を振り返る全2話のラジオ番組の司会を務めている。
現地時間10月2日に放送された第2話でショーン・レノンはポール・マッカートニーとジュリアン・レノンへのインタヴューを行っている。
ポール・マッカートニーは自身のパートでジョン・レノンが特別な人物だと初めて気がついた時のことを振り返っている。ポール・マッカートニーがジョン・レノンのことを初めて気にしたのはバスに乗っていた時のことで「興味深いルックスをしている」とは思ったものの、友人であるアイヴァンにクオリーメンが演奏していた夏祭りで紹介されるまでは何も知らなかったという。
「すごくクールな見た目だという以外は何も知らなかったんだ」とポール・マッカートニーは説明している。「長いもみあげがあって、髪なんかをグリースでなでつけていたんだ」
ポール・マッカートニーは続けて2人のミュージシャンシップについて語り、知識よりもアティテュードのほうが大事だったと語っている。「僕のアティテュードは『これが僕のやりたいことだ』というものでね。ジョンは別のエッジをそこにもたらしてくれたんだ。そんな2つのアティテュードのコンビネーションは素晴らしいものでね。今ではファンのように振り返るんだ」
「車を降りたあの不思議な不良少年に出会えたことはなんて幸運だったんだってね。彼は僕のように音楽を演奏して、一緒にやることになって、お互いを補完し合うことになったんだ。よく正反対のものは惹かれ合うなんて言うけど、僕らはそこまで正反対ではなかった。ただ、僕には彼のやってなかったものがあり、彼には僕のやってなかったものがあった。だから、それを一つにした時、特別なものが生まれたんだ」
第1回の放送でポール・マッカートニーは1980年に銃殺される前にジョン・レノンと和解できたことへの安堵を口にしている。「もう一度一緒になれなかったら、本当に心の痛みになっていたと思う。僕らのやったことは本当に素敵なことだったし、それを知る強さを僕に与えてくれたんだ」
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