ランDMCのジャム・マスター・ジェイの遺族は2002年の彼の殺害に関して2人の男が逮捕されたことを受けて声明を発表している。
本名をジェイソン・“ジェイ”・ミゼルというジャム・マスター・ジェイは2002年10月30日にニューヨークのクイーンズにあるレコーディング・スタジオで銃殺されている。ほぼ20年近くが経とうとしているものの事件は未解決となっていた。
カール・ジョーダン・ジュニアという人物がジャム・マスター・ジェイの殺害に関して逮捕されたことがクイーンズの米連邦地検によって発表されている。第2の容疑者であるロナルド・ワシントンも今週法廷に召喚される予定となっている。
ジャム・マスター・ジェイの息子であるTJはインスタグラムで次のように述べている。「まず最初になによるも我々遺族を今日応援してくれたみなさんに感謝しています。みなさんのあたたかい言葉やお気持ちを有り難く思っています」
「このニュースを聞いて私たちは複雑な心境になりました。今回の基礎がジェイの殺害に関する正義への確かな一歩となることを望んでいます」
「結末を待ち続け、長引く痛みを抱えている遺族の人などがいることも承知しているので、今回の件がそうした人々に希望を与えることを祈っています。今年を見れば、多くの悲劇がありましたが、家族や信条、あらゆるものを癒やす時の力に慰められています。今回のことが新たに黒人の命は大切だという事実への認知を広げてくれることだけを願っています」
ランDMCのメンバーだったダリル・“DMC”・マクダニエルズもジャム・マスター・ジェイが亡くなったことの悲しみについて声明を発表している。
「今回の新たな展開はジャム・マスター・ジェイを知っていて大好きだった自分たちのような人に痛々しい記憶を思い出させたけど、彼の殺害に関して2人の容疑者が逮捕されたと聞いて安心したよ」と彼は述べている。「殺害した人物が凶悪犯罪で告訴されてないことは分かっていて、この18年間というもの、彼がいなくて難しい時間を過ごしたんだ」
「ニューヨーク市警、その刑事、連邦職員、今回の事件に関わるすべての法執行機関にジェイに対する正義をもたらすよう諦めず取り組むことを託してきたんだ。刑事裁判の第一段階であることは分かっているけれど、ジェイがやっと安らかに眠れることを願っているよ。ジェイの妻のテリ、彼の息子、遺族、友人、そしてすべてのファンに愛を」
匿名の連邦捜査員は『ニューヨーク・タイムズ』紙にジャム・マスター・ジェイはドラッグ販売に資金を提供していて、それが彼の殺害に関与していたと語っている。「計画通りにいかず、騒動が起こったんだ」
56歳のロナルド・ワシントンは既に強盗で刑務所に入っており、カール・ジョーダン・ジュニアはジャム・マスター・ジェイの甥を撃ったことで投獄されている。
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