デヴィッド・ボウイは貴重な未公開デモ音源が今週オークションに出品されることになっている。
楽曲“I Do Believe I Love You”は現地時間7月24日にチッペナムでオークションにかけられる予定となっており、5000ポンドの値を付けるのではないかと見られている。
この音源はデヴィッド・ボウイがソングライターとして1966年にオービット・ミュージックと契約した時にレコーディングされたものとなっている。
このデモ音源はロンドンを拠点とする売り主が自身のバック・カタログの中で発見されたものとなっている。
ウェセックス・オークション・ルームでは他にも貴重なデヴィッド・ボウイの品々が出品される予定で、デヴィッド・ボウイのサイン入り1970年発表の『世界を売った男』も含まれている。
オークションを主催するマーティン・ヒューズはBBCに次のように語っている。「この世界で音源を聴いた数少ない1人として、これだけの年月を経てこの音楽的至宝が世に出ることになお驚いています」
「デヴィッド・ボウイは史上最も象徴的なアーティストな1人であり、この一品は世界各地のデヴィッド・ボウイ・ファンやポップ・カルチャーのコレクターの間で話題になると思っています」
先日、ナイル・ロジャースはデヴィッド・ボウイが自身の音楽をどの人種が気にいるかまったく気にしていなかったことが羨ましかったと明かしている。
「(デヴィッド・ボウイは)『自分が見たもの、自分が感じたものに考えているまででね。どういうオーディエンスが気に入ってくれるかはまったく気にしていないんだ』と言っていてね。それに自分は『白人にとって気に入るものになるに違いないよ』と言ったのを覚えている」とナイル・ロジャースは説明している。
「彼はその意味を分かっていた。気分を害したりすることはまったくなかった。完全に理解していたよ」
ナイル・ロジャースはデヴィッド・ボウイによる1983年発表の『レッツ・ダンス』と1993年発表の『ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ』で共同プロデューサーを務めている。
また、デヴィッド・ボウイは未発表ライヴ・アルバム『ウーヴレ・ル・シアン(ライヴ・ダラス ‘95)』が7月3日よりストリーミング限定作品として配信されることが決定している。このライヴ音源は、アウトサイド・ツアーから、1995年10月13日にダラスにあるスタープレックス・アンフィシアターにて行われたライヴの模様を収録したものとなっている。
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