プリンスは『パープル・レイン』ツアーで使用していたギターが来週行われるオークションで100万ドル(約1億円)の値をつけるのではないかと見られている。
カスタムのブルーのエレクトリック・ギターであるこのギターは1984年から1985年にわたって行われた通算6作目となる『パープル・レイン』のツアーで使用されている。
ギターは1986年の『パレード』のツアーや1987年の『サイン・オブ・ザ・タイムズ』のツアーでも使用され、1988年から1989年によって行われた『LOVESEXY』のツアーでは主要なギターとして使われている。
ギターは昨年発見されるまで90年代になくなったものと考えられていた。ギターの所有者はプリンスから渡されたとしているが、正確な経緯については明らかになっていない。
ジュリアンズ・オークションによる説明では次のように書かれている。「現在、エレクトリック・ブルーに塗られているギターは何度か塗り直されており、白から始まりました。ギターはプリンスによってピーチ、ライト・ブルー、イエローに塗り直されています。ギターネックには6フレットと7フレットの間にヒビが入っています」
「1984年からアンディー・ビーチがプリンスにクラウド・ギターを作り始めた1993年まで、このギターはプリンスの主要なギターでした。ギターにはカスタムの紫のカルツォーネ・ケースがついており、ステンシルで識別用の『C1』という文字とペイズリー・パークの住所が書かれています」
ジュリアンズ・オークションは本物であるかを調べるためにCTスキャンまで行っている。
ジュリアンズ・オークションのマーティン・ノーランは『フォックス・ニュース』に次のように語っている。「他の3本のクラウド・ギターの所有者は近々売りに出す予定はなく、この機会は2度と来ないかもしれません」
彼は続けて100万ドルに達することが予想されると述べており、「どこまで行くかの上限はありません」と語っている。
他の3本のクラウド・ギターの所在については1本は懸賞の商品となっており、1本はプライベートで所有され、最後の1本はニューヨークのスミソニアン博物館に展示されている。
ジュリアンズ・オークションは6月19日から20日にわたって開催される。
先日、プリンスは人種的不寛容についての力強いメッセージが公開されている。
このメッセージは6月7日のプリンスにとって62回目となる誕生日に際して、ブラック・ライヴス・マターの抗議運動が世界各地で行われている中で公開されている。
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