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レディー・ガガはオンラインで開催された2020年の卒業式でジョージ・フロイドの死について言及している。

YouTubeの「ディア・クラス・オブ・2020」という卒業式に参加したレディー・ガガは元々、新型コロナウイルスの体験を反映したスピーチを収録していたという。

しかし、先月のジョージ・フロイドの死を受けてレディー・ガガはアメリカ全土に広がったブラック・ライヴス・マターの抗議運動に言及しなければならないと考えたという。

彼女は次のように語っている。「私のスピーチはジョージ・フロイドの死の前に収録したんだけど、その後に抗議運動があって……元々のお祝いのスピーチは今この国が必要としているものにはなっていない可能性があると思ったの。だから、今日はみんなにこう伝えたい。悲しいこともたくさんあるけど、祝うべきこともたくさんある。この国の進化において私は重要な瞬間となる時を目撃している。変化は起こるし、それはよりよきものとなるはずよ」

レディー・ガガはアメリカ社会を森に喩えて、人種差別の種が枝と葉を伸ばしていると語っている。

「この森が私たちが暮らしている場所であり、私たち自身なの。社会として数世紀にわたって私たちが抱えてきた価値観やモラルなの」と彼女は語っている。

「でも、私たちはその体系を変えるよう招かれている」とレディー・ガガは続けている。「変化を起こしてくれる人がこのスピーチを聞いてくれていると心から思っている。みんなは新しく違った森で育つ種であり、その森はずっと美しいものになるはずよ」

「みんなの倫理観、道徳、価値観が嘘偽りのない正真正銘のものであると私は強く信じている。みんなの道徳が心からのものであるとね」とレディー・ガガは語っている。「みんなの価値観は脳からのものよね。みんなの倫理観はみんなが人道に寄与してきたあなたの全体から生まれるのよ」

「人類は難しいことをできるし、みんなは難しいことをやれる。みんなには新たに自分の持つヴィジョンにかなった森を植え直すことができるのよ」

レディー・ガガはやさしい心の持つ力について次のように述べている。「みんなにはやさしくなってほしい……やさしさについて言うと、すごく重要なトピックにも倫理観や道徳、価値観をもって接することができるようになるの」

レディー・ガガはスピーチを次のように締めくくっている。「みんなの森を見るのが待ちきれないわ」

ジョージ・フロイドは5月25日にミネアポリスで警察によって逮捕された際に亡くなっている。警官のデレク・ショーヴァンは解雇されて、第2級殺人罪で起訴されており、現場にいた他の警官も第2級殺人罪の幇助で起訴されている。

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