Photo: BBC

フォンテインズD.C.はBBCのメイダ・ヴェール・スタジオにおける最後のセッションで“Marianne”を披露した映像が公開されている。

シネマティックなニュー・シングル“Marianne”は昨日8月18日に公開されており、通算5作目となるニュー・アルバム『ドーパミン・チェインバー』が10月16日にリリースされることも発表されている。フォンテインズD.C.は2026年初めての本格的なライヴで“Marianne”と“Six Shot Morning”という2曲の新曲を初披露していた。

ジェームス・フォードがプロデュースした新作はバンドのマネージャーであるトレヴァー・ディーツが亡くなってからリリースされる初めてのアルバムとなる。バンドはトレヴァー・ディーツが亡くなったことを6月に発表しており、「バンドとしての歩みの始まりから私たちのそばにいてくれた」として「6人目のメンバー」と評している。

今回、フォンテインズD.C.は7月31日に収録されたBBCのメイダ・ヴェール・スタジオにおけるセッション映像が公開されている。これらの音源はBBC 6・ミュージックで先立って放送されたが、“Marianne”の音源はオンエアされていなかった。今回、“Roy’s Tune”、“It’s Amazing To Be Young”と共にセッションの映像がYouTubeで公開されている。

セッション映像はこちらから。

また、フォンテインズD.C.はソーシャル・メディアでこの曲が当初はニューアルバム制作の過程で「お蔵入り」になっていたものの、トレヴァー・ディーツのおかげで救い出され、リード・シングルになった経緯を明かしている。

ベーシストのコナー・ディーガンはトレヴァー・ディーツの写真と共に次のように述べている。「“Marianne”はトレヴァー・ディーツがいなければ、日の目を見ることはなかっただろう。『ドーパミン・チェインバー』のために書いた40曲の中でボツにされていた曲だったんだ。ある晩、ブライトンにある彼の家で全曲を聴いてもらっていた時、この曲をアルバムから外そうとするなんて『正気じゃない』と彼が言ったんだ」

コナー・ディーガンは次のように続けている。「それで復活させることにしたんだ。今では次のアルバム『ドーパミン・チェインバー』からのファースト・シングルとなっている。このアルバムは曲を書いていた以上に今の自分たちの人生にしっくりくる作品だと感じている。このアルバムはトレヴァー・ディーツ、彼が僕らに与えてくれたもの、教えてくれたことに捧げられている。永遠に大好きだよ」

“Marianne”は2024年のスリラー・シリーズ『リプリー』からも一部着想を得ているとのことで、『リプリー』はパトリシア・ハイスミスの小説『太陽がいっぱい』を原作とし、2024年4月4日にNetflixで配信された全8話のミニシリーズとなっている。

プレス・リリースではアルバムについて「アルバムを通して、フォンテインズD.C.のグリアン・チャッテン(vo)、カルロス・オコンネル(g)、コナー・カーリー(g)、コナー・ディーガン(b)、トム・コール(ds)は、充足感と恐怖のあいだを行き来する。そしてその二つがやがて溶け合っていくさまは、ミームやジョーク、セレブリティ・カルチャーと同じアルゴリズムの上で拡散されるAI、環境崩壊、政治的暴力によってもたらされる圧倒的な混乱を映し出している」と評されている。

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