ポール・マッカートニーはリトル・リチャードが亡くなったことを受けて追悼の意を表している。
リトル・リチャードは現地時間5月9日に亡くなったとのことで、息子のダニー・ジョーンズ・ペニマンは米『ローリング・ストーン』誌に訃報を認めている。死因は骨肉腫であったことがリトル・リチャードの弁護士から発表されている。
ポール・マッカートニーはザ・ビートルズの4人とリトル・リチャードが写った写真をインスタグラムに投稿して次のように述べている。「“Tutti Frutti”から“Long Tall Sally”、“Good Golly, Miss Molly”、“Lucille”まで、ティーンエイジャーだった頃にリトル・リチャードは僕の人生に登場して叫び始めたんだ」
「僕のやっていることの多くがリトル・リチャードや彼のスタイルのおかげなんだ。彼もそれは分かっていた。『ポールの知っていることは僕が彼に全部教えたんだ」と彼は言っていた。彼の言う通りだと僕は認めなければならなかった」
「ザ・ビートルズの初期にハンブルクでリトル・リチャードと一緒に演奏したんだけど、それで彼と知り合いになったんだ。彼は楽屋に僕らを入れてくれて、ライヴの前に決まってやることも見せてくれた。頭にタオルをかけて、その上に熱湯の入ったボールを置くんだ。それで、突然鏡に向かって顔を上げて、こう言うんだ。『どうしようもないね。だって僕は美しいんだから』ってね。そういう人だった」
「愛らしいユーモアのセンスのある偉大な人で、ロックンロールのコミュニティなど、たくさんの人から惜しまれることになる人だよ。彼が僕に教えてくれたことすべて、僕を友人としてくれた彼のやさしさに感謝している。さようなら、リチャード」
本名をリチャード・ウェイン・ペニマンというリトル・リチャードはロックンロールの創始者の1人として知られ、その大胆なスタイルと自由奔放なアティテュードで知られている。
「ロックンロールの革新者にして創始者にして立役者」と呼ばれた彼は世界各地の音楽に計り知れない影響を与えており、ザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズ、デヴィッド・ボウイ、エルトン・ジョンなど、数え切れない影響を与えている。
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