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アリアナ・グランデのコンサートで22人が亡くなり、多くの負傷者を出したマンチェスター・アリーナ爆破事件の犯人の弟は殺人罪を科されることが明らかになっている。

ハーシャム・アベディはできるだけ多くの人を殺害する目的で兄のサルマン・ラマダン・アベディと共に自作の機器を爆発させる計画を立てた罪で実刑を受けることとなっている。

兄弟は2017年5月に起きた爆破事件を計画したために大量の化学物質を購入して有罪判決を受けたISISのテロリストと会ったと報じられている。

サルマン・ラマダン・アベディはアリアナ・グランデの公演が終わった後のロビーで爆破事件を実行して、自死している。

爆破事件時はリビアにいたハーシャム・アベディはロンドンの中央刑事裁判所で22人の殺害、計画殺人、爆破目的の陰謀の罪で有罪となっている。

イギリスでも史上最も重い殺人罪が科されており、ハーシャム・アベディは終身刑となっている。

法廷ではアベディ兄弟が計画を遂行するのに数ヶ月を費やし、化学物質を購入して家庭目的であるふりをするために友人のメール・アドレスや銀行口座を使用したことが明らかになっている。

兄弟は母親の週550ポンドの収入も機器を購入するのに使い、爆破事件の数週間前にマンチェスターに「隠れ家」も用意している。

爆破事件の1ヶ月前には家族と過ごすためにリビアに帰っている。

サルマン・ラマダン・アベディは爆破事件の最終段階を行うために1人でUKへと戻り、15000人が集まるアリーナをその場に選んでいる。

捜査を指揮した主任警視のサイモン・バラクラフは次のように語っている。「この兄弟を見ると、理解できていないものに巻き込まれている少年ではありませんでした」

「この2人は本物でした。正真正銘のジハードだったのです。そうでなければ、マンチェスター・アリーナのような空間に行って、あのような巨大な爆発で自死し、22人の命を奪うことはきません」

「彼は爆破装置を作って爆弾を組み立てる全過程において弟とともにやっており、彼は最後まで協力したと考えています。これはすべてイスラム国の過ったイデオロギーによるものであり、殉教の精神によるものなのです」

ハーシャム・アベディは後日宣告されるまで現在は拘留されている。

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