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ジョニー・マーは映画『007 ノー・タイム・トゥー・ダイ』の主題歌“No Time To Die”で共演したビリー・アイリッシュに賛辞を寄せている。

“No Time To Die”は先週金曜日に公開されており、同曲にジョニー・マーはギターで参加しており、名高い作曲家のハンス・ジマーが追加のオーケストラ・アレンジを手掛けている。

ブリット・アウォーズ授賞式にてライヴで同曲を初披露する前にジョニー・マーはビリー・アイリッシュが主題歌を担当すると発表される前から、彼女が担当することに賛成だったと語っている。

映画『007 ノー・タイム・トゥー・ダイ』のスコアをハンス・ジマーと共に担当しているジョニー・マーはビリー・アイリッシュが曲を完成されたと聞いた時には既にスコアに取り組んでおり、ビリー・アイリッシュというのはいいアイディアだと思ったと語っている。

「曲を聴く前から素晴らしいアイディアだと思ったんだ。グラミーとかがある全然前のことだよ」

ジョニー・マーは曲にギターを加えることに「興奮した」と語っており、次のように説明している。「60年代、70年代、80年代に育ったイギリスの少年だった自分としては『007』の主題歌にはギターが入ってるべきだというところがあってね。特にジョン・バリーの時代なんかだよね」

「自分にとってあの映画のサウンドはギターのリフなんだ。それをやれるなんて、ものすごく興奮したよ」

“No Time To Die”についてジョニー・マーはビリー・アイリッシュの成果を「素晴らしい」とし、ビリー・アイリッシュと兄のフィニアス・オコネルがシンプルなバラードにしたことを「勇気ある」決断だったと述べている。

「曲を聴いた時、『これは素晴らしい』と思ったね。すごく勇気ある曲だよ。あれだけ最低限だからね。彼女のサウンドになっていて、それでいて『007』らしいんだよ」

「既に素晴らしい曲だけど、サウンドの観点からいくと、あからさまにやらずに『007』らしくなっているんだよね。大袈裟にするのは簡単だけどさ。今回は余計なことはしないほうがいいという典型だよね。映画とも合っているんだよ」

ビリー・アイリッシュについて彼は次のように続けている。「ビリーは最高の新人だよね。ポップ・アクトとは言いたくないんだ。でも、クールなものが独自性を持ったまま人気が出て、多くの人が繋がれるのは素晴らしいことだよね。彼女は素晴らしいミュージシャンだし、家族も音楽一家だし、すごくソウルがあるんだ。会ったら、優れたミュージシャンかは分かるんだよ」

ハンス・ジマーと映画『インセプション』や『アメイジング・スパイダーマン2』でこれまでも仕事をしてきたジョニー・マーは映画のスコアを手掛ける喜びについても語っている。

「常に楽しさがあるんだよ。面白いなと分かっていても、自分が考えている以上の楽しさがあるんだ」とジョニー・マーは語っている。「『インセプション』をやった時もすごかったし、『アメイジング・スパイダーマン2』の時も別の理由ですごいものだった。大変だからね。具体的な締切があって、たくさんのギターを弾かなきゃならないわけだからね。今回もすごく興味深いものになっているよ。監督がすべてを分かっているからね」

彼は次のように続けている。「ハンスと仕事をしたり、面白い監督とやる時っていうのはたくさんのことが起こるんだ。ロック・バンドでフロントマンを務めている時はそんなことは起きないからね。日々の仕事から抜け出させてくれるんだ」

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