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コーティナーズのフロントマンであるリアム・フレイは最新曲の歌詞でマンチェスター・アリーナ爆破事件に言及したエミネムについて「一線を超えた」と語っている。

エミネムは最新作『ミュージック・トゥ・ビー・マーダード・バイ』の“Unaccommodating”でマンチェスター・アリーナ爆破事件に言及したことで、マンチェスター市長のアンディ・バーナムらから批判を受けている。

「BBC」のインタヴューでリアム・フレイはエミネムの歌詞を批判し、エミネムが故意に「悪意」を示そうとしていると語っている。

「もうテレビに出られなくなった年老いたコメディアンが悪意あることを言っているような感じなんだよね」とリアム・フレイは語っている。

「ちょっと彼については残念だよね。人気回復を狙って悪あがきしてるようだったからね」

彼は次のように続けている。「彼はできる限り悪意のある人間になろうとしているんだよ。もうアイデアが尽きたからさ。そういうことだよね」

「衝撃性だけだよね。ショックを与えないと、よくないなんて……そんなの馬鹿げているよ」

コーティナーズとエミネムは、共に先日新作アルバムをリリースしており、全英チャートの首位を争っている。

コーティナーズの通算6作目のアルバム『モア・アゲイン・フォーエバー』は速報でエミネムの『ミュージック・トゥ・ビー・マーダード・バイ』を2,000枚上回っているものの、リアム・フレイは、ストリーミング再生回数を考慮するとエミネムに負けるだろうということを認めている。

エミネムのリリックについてリアム・フレイは次のように続けている。「ああした言葉がもたらすものを考えないほど無慈悲にならなきゃならないなんてさ。だって、悪意に溢れているわけでね。ああいうこともOKだと考える人の気持ちはどうなってるんだ?」

「考えてみろよ。ショックは確かに芸術の一要素だし、常にそうであったわけだけど、でも限度はあるわけでね。一線を超えたと思っているよ。これは僕の意見で、他の人はそんなことないと思うかもしれないけど、地元に近いところだったり、日々、一つずつ前に進もうとしている街を見てきたり、そうした時は思うところがあるわけでね。だろ」

一方、エミネムのファンはマンチェスター爆破事件のために200万ポンドを集めることになったチャリティを支援していたことも指摘している。

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