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ザ・ストロークスのギタリストであるアルバート・ハモンド・ジュニアはアルバム『アングルズ』について「もっとストーンズっぽい」内容だったが、最終的に「フラット」で「まとまりのない」仕上がりになってしまったと語っている。

アルバート・ハモンド・ジュニアはリック・ルービンのポッドキャスト『テトラグラマトン』に出演して、2011年発表の通算4作目のアルバムについて振り返っている。

リック・ルービンは2020年発表の『ザ・ニュー・アブノーマル』と先々週リリースされた最新作『リアリティ・アウェイツ』という直近2作のプロデュースを手掛けている。

アルバート・ハモンド・ジュニアは『アングルズ』制作時の分裂したプロセスを振り返って、次のように語っている。「あれは2つの段階に分かれていたようなものだった。僕らのライヴの音響を担当しているガス・オーバーグと一緒にアルバムの全編を一度制作したんだ」

「それはもっとストーンズっぽい感じで、クールだったんだよ。リハーサル・スペースに全員で入って、まさにライブのような、ダーティーな感じだった。でも、それを世に出すのを恐れてしまったんだ」

しかし、リスナーが最終的にアルバムで耳にしたのは、そのヴァージョンではなかったという。「後になって、『あの感じがよかったな』と思うようになったんだ。洗練させようとしすぎてしまったんだと思う」

アルバート・ハモンド・ジュニアは『アングルズ』を「3回」制作することになったとして、ニューヨークのアヴァター・スタジオで、「結局うまくいかなかったプロデューサー」と共に制作したヴァージョンもあったと語っている。

「多くのお金を使うことになった。スタジオに午前11時から夜21時まで入っていたんだ。仕事みたいだったよ」とアルバート・ハモンド・ジュニアは続けている。

アヴァター・スタジオの音源で最終的にアルバムに収録されたのは、ジョー・チッカレリがプロデュースして、アルバムの最後に収録されている“Life Is Simple In The Moonlight”だけだったという。

2009年発表のソロ・デビュー・アルバム『フレイゼズ・フォア・ザ・ヤング』のソロ・ツアーに出ていたジュリアン・カサブランカスはこのセッションには参加しておらず、ジュリアン・カサブランカスは自身のパートを別でレコーディングしたという。

「4人だけでやっていたんだ。すでに曲はあったから、ジュリアン・カサブランカス抜きでバンドとしてやってみたんだ」とアルバート・ハモンド・ジュニアは語っている。「スタジオで意見をぶつけられた際、そこに彼の声がないというのは初めての経験だったんだ」

アルバム『アングルズ』はそれまでの3作とは異なり、ジュリアン・カサブランカスがメインのソングライターを務めるのではなく、メンバー全員に作曲のクレジットが与えられたザ・ストロークスの初のアルバムとなっている。

また、バンドとして初めてバッキング・ヴォーカルも導入しており、特にリード・シングルの“Under Cover Of Darkness”ではそれが顕著に表れている。

アルバート・ハモンド・ジュニアはジュリアン・カサブランカスがスタジオに現れて「10分間だけヴォーカル入れを行って、一言だけ何かを言って」すぐに立ち去り、結局ヴォーカル入れはアルバート・ハモンド・ジュニアのスタジオで行うことになったことも明かしている。

アルバート・ハモンド・ジュニアは『アングルズ』に対する賛否両論について5年間の活動休止を経て「カムバック作」として大きな期待が寄せられていたことを原因に挙げている。

アルバート・ハモンド・ジュニアは「あまりにも重い」重圧がかかっていたと語っている。「かつて21歳で熱狂を巻き起こしたバンドとして見ると、盛大なカムバック作としてはフラットで、まとまりのない感じになってしまったんだと思う」

アルバート・ハモンド・ジュニアはシンセサイザーを使った80年代風の楽曲“Games”について「プロダクションの面ではすごくクールだ」と評価しつつも、「全体としては、やはりまとまりに欠ける感じだった」と認めている。

2011年、ニック・ヴァレンシも『アングルズ』制作時の難しかった心境について語っていた。「ひどかったね。本当にひどかった。バラバラな状態で取り組んでいて、シンガーもいないという状況だったからね」

「アルバムの75%は一緒に作り上げた感覚があったけれど、残りの部分は宙に浮いた状態だった。スクラップを拾い集めて、みんなでパズルを完成させようとしているような感じだったんだ」

先日、アルバート・ハモンド・ジュニアは最新作『リアリティ・アウェイツ』について「中毒的なよさ」があり、これまででも「最も気に入っているアルバム」だと述べている。「今回の作品はこれまででも最も気に入っているアルバムなんだ。どんなに美しい作品かは表現できないよ。全部を聴いた後も、もう一度最初から聴き始めたくなってしまう。その気持ちはどんどん大きくなって、中毒的なよさがあるんだよ」

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