ミート・ローフ、ステージから落下して42日入院した事故について主催者を提訴

Photo: GETTY

ミート・ローフはテキサス州にあるホテル兼複合施設のステージから落下して42日間の入院が必要な怪我を負ったことを受けて、ホテルに訴訟を起こしたと報じられている。

本名をマーヴィン・リー・アディーという現在72歳の歌手ミート・ローフは昨年5月にハイアット・リージェンシー・DFW・インターナショナル・エアポートのステージから落下する事故に遭っている。

ホラー映画のイベント「テキサス・フライトメア・ウィークエンド」のQ&Aコーナーに出演予定だったミート・ローフだが、事故はイベントの準備中に起きたという。

「コートハウス・ニュース・サービス」が入手した書類によると、ミート・ローフと妻のデボラ・リー・ギレスピーはホテルとフライトメア・ウィークエンド・LLC側に対して法的措置を取っている。

テキサス州タラント郡地方裁判所に提出された訴状の中で、原告側はステージに上がる際、「カーテンの所に足を下ろしたものの、その下には何もなかったのです」と主張している。

ミート・ローフは「足下にステージの床がなかった」ためにバランスを崩すことになったという。

「彼の足はそのまま宙に浮く形で、ステージから落ちることになり、深刻な怪我を負うことになったのです」と訴状は続いている。ミート・ローフは首、鎖骨、肩を負傷したとされている。

ミート・ローフはその後、ベイラー・スコット&ホワイト・メディカル・センターの緊急治療室に運び込まれ、12日間にわたって滞在し、テネシー州ナッシュビルにあるセンテニアル・メディカル・センターに移送され、さらに30日間の入院生活を送っている。

加えて、訴状ではホテルと主催側が「安全な環境を提供するという仕事をできなかったために、最終的にミート・ローフは深刻な怪我を負うことになったのです」と書かれている。

また、ハイアット・リージェンシー・DFW・インターナショナル・エアポートとフライトメア・ウィークエンド・LLCによるステージの設計が「ずさん」であったとし、ミート・ローフにとって「隠された危険」であり、「罠」であると主張している。

昨年、事故のニュースが報じられた際、イベントの主催側であるフライトメア・ウィークエンド・LLCは公式声明文をフェイスブック上に発表している。

「みなさんご存知の通り、今日、ミート・ローフがステージから落下することになりました。分かり次第、最新情報をお伝えしていきたいと思っています」と彼らは述べている。「分かっているのは、病院による看護が夜を徹して行われているということです」

一方、ミート・ローフはグレタ・トゥーンベリについて気候変動を信じるように「洗脳されている」と語ったことを受けて批判を受けている。

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