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ザ・ナショナルのマット・バーニンガーは現地時間12月7日にブライトンで行ったUKツアーの初日となる公演で英首相のボリス・ジョンソンを批判している。

ザ・ナショナルはこの日、高い評価を受けた通算8作目となる最新作『アイ・アム・イージー・トゥ・ファインド』を引っ提げたUKツアーを南海岸からスタートさせている。イヴ・オーウェンとディス・イズ・ザ・キットのケイト・ステーブルズが参加したザ・ナショナルは万全と言える体制で、彼らは最新作からの楽曲にキャリアを通じてファンから愛されてきた楽曲の数々を組み合わせたセットリストを披露している。

アンコールではレア曲“About Today”も披露されているほか、定番となっている2010年発表の『ハイ・ヴァイオレット』収録の“Vanderlyle Crybaby Geeks”のアカペラ・バージョンも披露されている。

「意地の悪いことを言ってやりたい人たちが何人かいるんだ」とマット・バーニンガーは“About Today’”の前に語っている。「これは僕らの家族に送るよ。ボリスのためじゃない」

観客からの歓声を受け、マット・バーニンガーは次のように続けている。「あんなことが現実になったら、どれだけひどいことになるか分からないわけでね。あんな奴に立ち向かってくれるバックボーンと人格のある政治的な人物を迎えられることを願っているよ。僕らのオハイオ州ではバックボーンや人格が欠けているからね」

マット・バーニンガーはこの日の公演で「アメリカにおいて死に向かっている」政治におけるポピュリストの存在も批判している。

ザ・ナショナルはアンコールの中で観客からオハイオ州の州旗を受け取った後で、それをアンプに掛けてクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングによる1970年発表のカウンター・カルチャーのアンセム“Ohio”のカヴァーも披露している。

観客が撮影したこの日の映像はこちらから。

この日のセットリストは以下の通り。

Rylan
You Had Your Soul With You
Quiet Light
The Pull of You
Don’t Swallow the Cap
Bloodbuzz Ohio
Hey Rosey
Oblivions
Where Is Her Head
I Need My Girl
This Is the Last Time
Lemonworld
Day I Die
The System Only Dreams in Total Darkness
Light Years
Carin at the Liquor Store
I Am Easy to Find
Graceless
England
Fake Empire
Encore:
Ohio (Crosby, Stills, Nash & Young cover)
Mr. November
Terrible Love
About Today
Vanderlyle Crybaby Geeks

先日、ザ・ナショナルは2010年にリリースした代表作『ハイ・ヴァイオレット』が来年で10周年を迎えることを記念して、夏に自身がキュレーションを務めるホームカミング・フェスティバルで同作の全編演奏ライヴを行うことを発表しており、世界各国でさらなる同作の再現ライヴが行われることが期待されている。また、ザ・ナショナルは来年6月にアイルランドで一連の公演を行うことも発表されている。

ザ・ナショナルは2020年3月に来日公演を行うことが決定している。

先日、サポート・アクトも発表されており、フィービー・ブリジャーズが出演することが決定している。

来日公演の詳細は以下の通り。

2020年3月17日(火)Zepp DiverCity Tokyo
サポート・アクト:フィービー・ブリジャーズ
開場・開演:OPEN 18:00/ START 19:00
チケット:1Fスタンディング¥8,000(税込/1Drink別)
2F指定席¥9,000(税込/1Drink別)

2020年3月18日(水)Zepp DiverCity Tokyo
サポート・アクト:フィービー・ブリジャーズ
開場・開演:OPEN 18:00/ START 19:00
チケット:1Fスタンディング¥8,000(税込/1Drink別)
2F指定席¥9,000(税込/1Drink別)

更なる公演の詳細は以下のサイトでご確認ください。

https://www.creativeman.co.jp/event/the-national/

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